【GT-R勢は惨敗】スバル360が最高落札額を記録!価値ある希少車が続々登場、BHシティ・サーキット東京ベイ・オークション

公開 : 2025.11.17 11:45

価値ある希少車は続々落札

今回のオークションの傾向として、希少で価値のある車両に入札が集まったことにある。

流麗なBMW 6シリーズをベースとする『アルピナB9 3.5クーペ』は、77台のみが作られた。出品車はニコルにより輸入されたディーラー車で、日本に1台だけというサタンブルーの外装色が特徴だ。ATからMTにコンバートされた個体だが、オークションが始まると希少性に加えコンディションの良さが評価され1720万5000円で落札。

今回のオークションの傾向は、希少で価値のある車両に入札が集まったことだ。
今回のオークションの傾向は、希少で価値のある車両に入札が集まったことだ。    上野和秀

新車から同一ファミリーで所有され、『横浜55』を維持する『フォルクスワーゲン・カルマン・ギア』の後期型は、レストア済でオリジナル度の高さから233万1000円まで値を上げて決着した。

このほか『アストン マーティンDB6 Mk.1』は3385万5000円、『ポルシェ911(930)ターボ』はアメリカ仕様ながら状態が良いことから2497万5000円、210台が作られたという『モーガンエアロ8シリーズ1』は1243万2000円、オークションにまず姿を見せることのない1949年の『ブリストル400』は566万1000円で落札された。

変わったところで、サーキット仕様に改造された『BMW M3(E36)』は、最低落札額の設定がなく111万円で終えた。コンディションこそ悪いが、書類があるのでモディファイベースとして利用するにははお買い得なお値段だった。

GT-R勢は惨敗

コレクターズカーオークションの主役といえるのが、歴代の『日産GT-R』だ。今回は定番のハコスカ・ハードトップGT-R(KPGC10)と、R34GT-Rをベースとする『トミーカイラR-Z』、そして究極の1台といえる『GT-R50 byイタルデザイン』の3台が用意された。

トミーカイラR-ZとGT-R50 byイタルデザインは、高額だったことから入札が続かず流れてしまった。定番といえるハコスカ・ハードトップGT-Rは、初期型のみに設定された希少なスカイライン・ブラウンを纏う、きわめてオリジナル度が高い個体。

3台登場したGT-R勢だが、全て流札と惨敗に終わった。
3台登場したGT-R勢だが、全て流札と惨敗に終わった。    上野和秀

人気モデルだが、コレクターに行き渡った感があることと、ボディカラーが敬遠されたのか流札となってしまった。

BHオークションでは東京オートサロン開催中の2026年1月10日に、今回と同じシティ・サーキット東京ベイでコレクターズカーオークションを開催すると予告された。

BHシティ・サーキット東京ベイ・オークション リザルト

Lot.1 1994年BMW M3[E36]サーキット仕様 111万円
Lot.2 1966年アストン マーティンDB6 Mk.1 3385万5000円
Lot.3 1969年ロータスエランS4 FHC “ブラック・バッジ” 流札
Lot.4 1974年スバッロ328 流札
Lot.5 1971年ミケロッティ・レーザー 2530万8000円
Lot.6 1952年フォードF-1 流札
Lot.7 1995年三菱ランサー・エボリューションIII 566万1000円
Lot.8 1999年トミーカイラR-Z[日産スカイラインGT-R VスペックBNR34] 流札
Lot.9 2002年モーガン・エアロ8シリーズ1 1243万2000円
Lot.10 1971年フォルクスワーゲン・カルマン・ギア 233万1000円
Lot.11 1949年ブリストル400  566万1000円
Lot.12 2024年日産GT-R50 byイタルデザイン 流札
Lot.13 2019年マクラーレン720GT3スーパーGT 流札
Lot.14 1987年ポルシェ911ターボ[930] 2497万5000円
Lot.15 2023年BMW M850i xDriveグランクーペ[ジェフ・クーン]流札
Lot.16 1970年ランチアフルビア・クーペ1600HF 流札
Lot.17 1966年ジャガーEタイプS1ロードスター・コンバージョン 流札
Lot.18 1932年MG J2[K3マグネット・コンバージョン] 流札
Lot.19 2003年アストン マーティンDB7GTA 流札
Lot.20 1970年日産スカイライン2000GT-R[KPGC10]  流札
Lot.21 1970年日産フェアレディZ432 流札
Lot.22 1985年アルピナB9 3.5クーペ[E24] 1720.5万円
Lot.23 1932年MG J2 流札
Lot.24 1969年スバル360ヤングSS 510万6000円
Lot.25 2023年ポルシェ718ケイマンGT4 RS 流札
Lot.26 ダイハツ・シャレード[1993年サファリ・ラリー #19] 流札
注:落札額は、本体落札額に加え落札手数料と落札手数料の消費税を含む金額を記載しています。

次回は1月10日に、コレクターズカーオークションを開催すると予告された。
次回は1月10日に、コレクターズカーオークションを開催すると予告された。    上野和秀

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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