開きそうで開かないリアガラス(2) 売れる見込みなし?のガンマ シルエット裏切るプリンセス

公開 : 2025.12.14 17:50

ランチア・ガンマ(1976〜1984年)

ピニンファリーナ社による美しいボディをまとった高級モデル、ランチア・ガンマ。実用性より、空気抵抗が意識されたモデルといえた。ダブルヒンジのトランクリッドを備え、荷物の出し入れに配慮されてはいたが。

そもそも、ガンマはエンジンの信頼性が低かった。テールゲートが与えられても、販売を大きく上向かせた可能性は低いだろう。

ランチア・ガンマ(1976〜1984年)
ランチア・ガンマ(1976〜1984年)

マニアな小ネタ:リアシートへ座る乗員の邪魔にならないよう、テールゲートを採用しなかったと、ランチアは説明している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーティン・バックリー

    Martin Buckley

    英国編集部ライター
  • 撮影

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

開きそうで開かないリアガラスの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事