2025年の理想ペアかも モーガン・スーパースポーツ x ヒョンデ・アイオニック5 N(2) 大胆乗り比べ

公開 : 2025.12.19 18:10

現代のクルマが叶える魅力の幅広さ

個性がまるで違う2台だから、どちらか一方を選ぶことは難しい。パワーウエイトレシオが近似しても、享受できる体験は大きく異なり、いずれも非常に魅力的だ。

お金に余裕があるなら、2台とも手に入れたい。2025年における、理想的なペアかもしれない。同行した同僚のイリヤ・バプラートも、そう考えていた。

ブロンズオレンジのモーガン・スーパースポーツと、ガンメタリックのヒョンデ・アイオニック5 N
ブロンズオレンジのモーガン・スーパースポーツと、ガンメタリックのヒョンデアイオニック5 N    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

アナログとデジタル、それぞれの技術の頂点が、面白いほど違う形で体現されている。スーパーカー級のパワーウエイトレシオを秘めて。片方を迎え入れられるだけでも、幸せに違いない。現代のクルマが叶える魅力の、ワイドレンジぶりに唸ってしまう。

パワーウエイトレシオが近い2台のスペック

モーガン・スーパースポーツ(英国仕様)

英国価格:10万5160ポンド(約2145万円)
全長:4110mm
全幅:1805mm
全高:1290mm
最高速度:267km/h
0-100km/h加速:3.9秒
燃費:13.0km/L
CO2排出量:175g/km
車両重量:1170kg
パワートレイン:直列6気筒2998cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:339ps/5000-6500rpm
最大トルク:50.9kg-m/1250rpm
ギアボックス:8速オートマティック/後輪駆動

ヒョンデ・アイオニック5 N(英国仕様)

英国価格:6万5010ポンド(約1326万円)
全長:4715mm
全幅:1940mm
全高:1585mm
最高速度:257km/h
0-100km/h加速:3.4秒
航続距離:447km
電費:5.4km/kWh
CO2排出量:−
車両重量:2235kg
パワートレイン:ツイン永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:80.0kWh
急速充電能力:263kW
最高出力:650ps(オーバーブースト時)
最大トルク:78.3kg-m
ギアボックス:1速リダクション/四輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    ヴィッキー・パロット

    Vicky Parrott

    2006年より自動車ジャーナリストとして活躍している。AUTOCARを含む複数の自動車専門誌で編集者を歴任した後、フリーランスとして活動を開始し、多くの媒体で執筆を続けている。得意分野はEV、ハイブリッド、お菓子。2020年からは欧州カー・オブ・ザ・イヤーの審査員も務める。1992年式のメルセデス・ベンツ300SL 24Vの誇り高きオーナーでもある。これまで運転した中で最高のクルマは、2008年のフォード・フィエスタSTとアルピーヌA110。どちらも別格だ。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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