1日かけても回りきれない! 北米の大地で見つけたクラシックカー 40選(後編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2026.01.04 11:45

シボレー(1957年)

シボレーの1957年モデルは、おそらく米国で最も愛されているクラシックカーだが、驚くほど多くの台数が今もジャンクヤードで放置されている。実際、筆者はクーリーズ・ステートワイド・スクラップ&サルベージで3台発見したが、見逃した個体もあるかもしれない。

シボレー(1957年)
シボレー(1957年)

フォード(1947年)

年式を考えれば、このフォードは驚くほど良好な状態だ。縁の部分は少々傷んでいるが、ボディパネルの大半は表面の錆程度で済んでいる。

フォードの1947年モデルは、1941年にデビューした旧式の基本設計を踏襲している。真に戦後初の新型と言えるモデルが登場したのは1949年のことだ。

フォード(1947年)
フォード(1947年)

ダッジ・ポラーラ(1971年)

このダッジ・ポラーラは大きな追突事故に遭ったに違いない。リアバンパーは歪んでいないように見えるが、車体後部は空を向いている。

ポラーラは1960年にフラッグシップモデルとして登場し、2年後に小型化されてラインナップで2番目に高価なモデルに格下げされた。この個体が出荷された1971年には、生産終了に近づきつつあった。

ダッジ・ポラーラ(1971年)
ダッジ・ポラーラ(1971年)

メルセデス・ベンツ420 SEL

メルセデス・ベンツW126型は欧州最高峰のラグジュアリーセダンだった。大ヒットを収め、1979年から1991年にかけて81万8063台が生産されている。こちらは後期型のV8エンジン搭載420 SELで、ナンバープレートタグによれば2019年まで公道を走っていたようだ。信頼性が非常に高く、放置し続けない限り故障することは稀だ。

メルセデス・ベンツ420 SEL
メルセデス・ベンツ420 SEL

プリムス・カスタム・サバーバン(1959年)

1959年式プリムス・サバーバン・カスタムの4ドア・ワゴンは約5万台生産され、6人乗りと9人乗りが存在する。カスタムは中級モデルで、下位モデルのデラックスと、上位モデルのスポーツに挟まれた位置付けだった。

プリムス・カスタム・サバーバン(1959年)
プリムス・カスタム・サバーバン(1959年)

ビュイックセンチュリー(1957年)

長期間同じ場所に放置されていたにもかかわらず、この1957年式ビュイック・センチュリー4ドア・セダンはほぼ完全な状態を保っている。安価に修復することは到底不可能だが、良質な部品が豊富にそろっている。多少の空白期間はあったものの、センチュリーの名は1930年代から2000年代までビュイックのラインナップに存在した。

ビュイック・センチュリー(1957年)
ビュイック・センチュリー(1957年)

フォード・クレストライン・ビクトリア(1954年)

1950年代、フォードが宿敵シボレーを抜き、米国第1位のブランドとなったのはわずか2回のみ。そのうちの1回が1954年で、同年に販売された117万台のうち、9万5464台がこのクレストライン・ビクトリアのハードトップクーペだった。

この個体は、草が生い茂り、特に混雑した区画に停められていた。周辺をしっかり探索することは不可能だったため、茂みの中にどんな宝物が眠っていたのか、気になるところだ。

フォード・クレストライン・ビクトリア(1954年)
フォード・クレストライン・ビクトリア(1954年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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