2025年ポルシェ新車販売は前年10%減も「予想どおり」 911は過去最高更新 戦略は価値重視【日本は新記録の9767台販売】

公開 : 2026.01.24 07:05

マカンが最も売れたモデルライン

マカンは8万4328台(前年2%増)を販売し、最も売れたモデルラインとなった。そのうちフル電動モデルが4万5367台と半数以上を占める。EU以外のほとんどの市場では、内燃エンジンを搭載したマカンが引き続き提供され、3万8961台が販売された。

パナメーラは2万7701台(前年6%減)となる。

欧州での電動化比率がついに半分を超えた。写真はマカン・エレクトリック。
欧州での電動化比率がついに半分を超えた。写真はマカン・エレクトリック。

内燃エンジンおよびTハイブリッドの911は5万1583台(1%増)が販売され、過去最高の台数を更新した。

718ボクスターと718ケイマンの合計販売台数は1万8612台で、モデルラインの段階的廃止により前年比21%減となった。生産は10月に終了している。

タイカンは、主にEモビリティの普及鈍化により1万6339台(22%減)の販売となった。

カイエンは、8万886台(21%減)が販売された。11月にワールドプレミアされたフル電動モデルのカイエン・エレクトリックは、今春から最初の市場での販売が開始されるが、内燃エンジンおよびプラグインハイブリッドの現行カイエンとともに提供される予定だという。

『量より価値』戦略に基づき、需要と供給を管理

マティアス・ベッカー氏は将来について、次のように述べている。

「2026年には明確な目標を設定しています。『量より価値』戦略に基づき、需要と供給を管理したいと考えています。同時に、718とマカンの内燃エンジン搭載モデルの生産終了を考慮し、2026年の販売台数を現実的に計画しています」

『量より価値』戦略に基づき、需要と供給を管理したいとマティアス・ベッカー氏。
『量より価値』戦略に基づき、需要と供給を管理したいとマティアス・ベッカー氏。    ポルシェ

並行して、ポルシェは3本柱のパワートレイン戦略へ継続的に投資。「2026年もユニークなスポーツカーでお客様に感動を与え続けます」としている。

その重要な要素は、『エクスクルーシブマニュファクチャー』および『ゾンダーブンシュ』の両プログラムによるブランドカスタマイズ提案の拡大。これにより、ポルシェは顧客のますます高まる個性化への欲求に応えていくとしている。

●ポルシェ2025年販売台数
全世界:27万9449台(前年31万718台/10%減)
ドイツ:2万9968台(前年3万5858台/16%減)
北米:8万6229台(前年8万6541台/ほぼ同数)
中国:4万1938台(前年5万6887台/26%減)
欧州(ドイツを除く):6万6340台(前年7万5899台/13%減)
海外および新興市場:5万4974台(前年5万5533台/1%減)

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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