ランクル、ビートル、ミニなど、愛情を注がれ文化的アイコンへ飛躍 カルト的人気を誇る世界の名車 26選(前編)

公開 : 2026.02.18 17:25

トヨタランドクルーザー(1951年)

1960年に登場した40シリーズのトヨタ・ランドクルーザーは、真にコレクターズアイテムと呼べる最初期の四輪駆動車の1つである。レトロなデザインを継承したFJクルーザーが2006年に登場すると、その人気は急上昇した。価格が徐々に上昇する中、コレクターは次第に後期の50シリーズや60シリーズモデルに注目し始めている。

オーストラリアでは、ランドクルーザーは異なるタイプの支持を得ている。トヨタは1984年発売の70シリーズを今も販売している。安価でも最新型でもないが、アウトバックの隅々まで探検する冒険家にとって、今も頼れる相棒となっている。

トヨタ・ランドクルーザー(1951年)
トヨタ・ランドクルーザー(1951年)

シボレーコルベット(1953年)

初期のシボレー・コルベットがスーパースターになる見込みは薄かった。1953年の初登場時、異例のファイバーグラス製ボディを備えた高価なコンバーチブルで、パワーは控えめだった。しかし、シボレーはV8エンジン(1958年からは燃料噴射装置付き)やハイリフトカムなどを追加し、その性能と魅力を高めていった。

1963年に2代目モデル(通称スティングレイ)が登場する頃には、コルベットは本格的なスポーツカーへと成長していた。その後の展開は、歴史が物語っている通りだ。

シボレー・コルベット(1953年)
シボレー・コルベット(1953年)

シボレー・インパラ(1958年)

シボレー・インパラは1960年代の米国におけるベストセラー車の1つだ。人気のスーパースポーツ・パッケージを装備したモデルは、後にクラシックカーとして高い価値を持つようになった。また、エンジンやボディスタイルを問わず、すべてのバリエーションが後にカリフォルニア発祥のローライダー文化の礎となった。

シボレー・インパラ(1958年)
シボレー・インパラ(1958年)

ミニ(1958年)

4人乗りの小型エコノミーカーという控えめな起源から、ミニは英国のポップカルチャーの一部へと成長した。1960年代には社会階級を超越した存在となったが、これは言うほど簡単なことではない。昼は安価な移動手段、夜はファッションアイコンとなったのだ。

ビートルズのメンバーもそれぞれ1台ずつ所有し、映画でも大きく取り上げられた。クーパーを名乗るモデルは、欧米のレーストラックで絶大なリスペクトを集めた。今日では、バトンルージュからベルファスト、そして北京に至るまで、貴重なコレクターズアイテムとなっている。

ミニ(1958年)
ミニ(1958年)

ポルシェ911(1963年)

ポルシェ911のシルエットは、自動車業界において最もタイムレスなデザインの1つと言える。一目でそれとわかる外観は、過去54年間にわたって着実に進化してきたが、決して大きく変化することはなかった。最も物議を醸したのは、1997年の996シリーズ(写真)で、L字型のヘッドライトと水冷エンジンが採用された。911ファミリーの中では異端児扱いだが、それでも愛好家やコレクターから高い評価を得ている。

ポルシェ911(1963年)*写真は1997年のタイプ996
ポルシェ911(1963年)*写真は1997年のタイプ996

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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