2代目ボルボV90 アウディA6やジャガーXFと肩を並べる有能ワゴン エアサスやリアモーターの不調へご用心【UK中古車ガイド】

公開 : 2026.03.05 18:05

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サラ・ヒューズ氏

V90のD4 Rデザインへ、3年間乗っていました。走行距離は10万km近くへ伸びましたが、サイズを考えれば燃費は良く、高速道路では14.0km/Lを超えていました。最大の強みは快適性。あんなに心地良いシートは、今まで座ったことがなかったほど」

ボルボV90(2代目/2016〜2025年/英国仕様)
ボルボV90(2代目/2016〜2025年/英国仕様)

「インテリアの品質は、他を圧倒すると思います。タッチモニターは稀にフリーズし、再起動することはありましたが。わたしは、発進時の反応が鈍いATに不満でしたが、アダプティブ・クルコンをオンにすれば、非常に快適に高速移動できますよ」

購入時に気をつけたいポイント

パワートレイン

D5とT6、B6、B5では圧縮空気システム「パワーパルス」を実装し、ターボラグを低減させている。だが、そのコンプレッサーやホースは故障しがちで、修理も高く付く。

プラグイン・ハイブリッドのT8では、リアモーターのシステムに問題が生じることがある。保証期間が過ぎて故障すると、約1万ポンド(約210万円)の費用が必要になる。

サスペンション

ボルボV90(2代目/2016〜2025年/英国仕様)
ボルボV90(2代目/2016〜2025年/英国仕様)

上位グレードの場合、エアサスペンションが一般的。乗り心地は素晴らしいが、経年劣化でエア漏れなどを招きがち。駐車時にボディが傾いていないか、メーター用モニターに警告が表示されていないか確かめたい。

パノラミックサンルーフ

排水パイプが詰まると、雨水が車内へ流れ込むことがある。天井へ組み込まれた、電子機器が故障することもある。

タッチモニター

動作は遅めで、補完する物理ボタンは殆どない。フリーズは、システムの再起動で復調することが多い。2017年式までのシステムは3G回線を利用しており、携帯会社のサービス終了に伴い通信できない。

知っておくべきこと

2020年にフェイスリフト。頭文字がTとDだった一部のグレードはBへ集約され、マイルド・ハイブリッドになった。プラグイン・ハイブリッドの駆動用バッテリーは、2022年にアップグレード。電気で走れる距離は、最大85kmへ増えている。

英国ではいくら払うべき?

8000ポンド(約168万円)〜1万9999ポンド(約419万円)

英国では、走行距離16万km以上の例も売られている。だが、価格帯の後半なら妥当な走行距離で、フェイスリフト前のV90を選べる。エンジンやグレードの選択肢は豊富だ。

2万ポンド(約420万円)〜3万1999ポンド(約671万円)

フェイスリフト後のV90をお考えなら、英国ではこの価格帯から。若干だが燃費の良い、マイルド・ハイブリッドも含まれる。

3万2000ポンド(約672万円)以上

ボルボV90 D4 モメンタム(2016年式/英国仕様)
ボルボV90 D4 モメンタム(2016年式/英国仕様)

年式の新しいプラグイン・ハイブリッドをお考えなら、この価格帯になる。

英国で掘り出し物を発見

ボルボV90 D4 モメンタム(英国仕様) 登録:2016年 走行距離:10万7000km 価格:1万4000ポンド(約294万円)

装備が充実した、ディーゼルで初期のV90。正規ディーラーで整備済みで、車検が残り、乗り心地の良さそうな大きすぎないアルミホイールを履く。燃費も期待できる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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