レンジローバー P550e(1) 歴史へ刻まれる革新 我がままカスタムへ応えるSVO テールゲートでピクニック?

公開 : 2026.03.02 18:05

格別な印象の車内

インテリアの印象は格別。身体を包み込むように支えるシートは、市販されるSUVの最上級。用いられる素材は、ロールス・ロイスにも劣らない。ミニマリスティックな全体のデザインは、スタイリングとも調和している。

着座位置はやや高めで、レンジローバーのトラッドな雰囲気へ見事に一致。シートとステアリングの調整域が広く、どんな体型でも快適な運転姿勢が見つかると思う。運転席からの視界は広く、ボディの四隅は想像より把握しやすい。

レンジローバー P550e(英国仕様)
レンジローバー P550e(英国仕様)

他方、センターコンソールに並んでいたタッチセンサーやスイッチ類は、アップデートで消滅。オールテレイン・モードセレクターも残っていない。ピヴィプロと呼ばれるタッチモニター・システムへ集約されたので、操作性を気にする向きもあるだろう。

ピクニックを楽しめる2分割のテールゲート

その1点を除いて、レンジローバーの車内は極上空間。前席が快適なのは当然だが、後席も感心するほどゆとりがある。ロング・ホイールベースを選び、SVOでカスタマイズすれば、独立シートや電動格納テーブル、冷蔵庫など、リムジン並みの装備も組める。

荷室容量は、標準のホイールベース版で725L。後席の背もたれは分割で折りたため、最大で1800L以上の空間を生み出せる。

レンジローバー P550e(英国仕様)
レンジローバー P550e(英国仕様)

レンジローバーらしく、テールゲートは2分割。下半分は下ヒンジで開き、ベンチのように腰掛けてピクニックを楽しめる。上半分は庇になり、荷室の仕切りは背もたれになる。

走りの印象とスペックは、レンジローバー P550e(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 撮影

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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