アルピーヌ A290 GT(1) 新生の第2弾は電動ホットハッチ プラットフォームは日産と共同開発 車重1479kg

公開 : 2026.03.18 18:05

広くはない車内空間 回生ブレーキはノブで調整

運転体験を優先し、ホイールベースは短く、ルーフラインも低い。それと引き換えに、車内空間が広いわけではない。アルピーヌらしい、割り切り方といえる。

運転席の位置は、クーパー SEほどではないものの、充分低め。シートは座り心地が良く、サイドボルスターやヘッドレストの配置も好ましい。背もたれを適度に倒せば、快適な運転姿勢に落ち着ける。太もも部分は、もう少しサポート性が高くてもいいが。

アルピーヌ A290 GT(英国仕様)
アルピーヌ A290 GT(英国仕様)

リムの太いステアリングホイールには、回生ブレーキの強さを選べるノブ。パドルの方が良い、と感じる人はいるかも。その反対には、ドライブモード用のボタンがある。

メーターはモニター式。スピードやパワー、回生ブレーキなどの情報は、ピラミッド状のグラフィックで描かれる。センターコンソールの、D・N・Rのシフトセレクターは独立したボタン。異なるデザインなら、不足気味な小物入れを拡大できたかもしれない。

うれしい物理スイッチ 高級感ある内装

タッチモニターの下には、実際に押せる物理スイッチが並び、エアコンなどの操作はしやすい。ラジオのボリュームも、モニターパネル上部にあるボタンで調整でき、うれしい。前席側には、USBポートやスマートフォンの無線充電パッドも備わる。

内装の素材は、全体的に上質。価格が高めのハッチバックとして、納得できる高級感を漂わせる。しかし、ドアポケットは小さく、カップホルダーはそもそもない。

アルピーヌ A290 GT(英国仕様)
アルピーヌ A290 GT(英国仕様)

後席側は、ドアの開口部が狭めで、高身長の大人は乗り降りしにくいかも。空間も広いわけではなく、快適に長時間過ごせるのは中学生くらいまでだろう。荷室容量は277Lと手狭だが、後席を倒せば959Lまで拡大できる。

気になる走りの印象とスペックは、アルピーヌ A290 GT(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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