類まれなV12ディーゼル、小気味よくエコな1.0L直3など 市販車に搭載された最高峰のエンジン 50選(後編)
公開 : 2026.02.28 11:45
アウディ V12 TDI(2006年)
確かにアウディの12気筒ディーゼルエンジンは長く続かなかったが、それでもこの狂気じみた挑戦を称賛したい。アウディの高性能車部門クワトロ(現在のアウディ・スポーツ)が開発した6.0LのV12 TDIエンジンは、ル・マン優勝車R15 TDIに搭載されたほか、ごく少数のQ7にも採用された。Q7では最高出力480psと最大トルク102kg-m(後者はわずか1750rpmから発生)を誇り、0-100km/h加速わずか5.5秒を実現した。

アウディ RS4(2006年)
初代アウディRS4はツインターボV6エンジンを搭載し、実用的な高性能車としてはなかなかいい出来だった。しかし、多くの人の心を奪ったのは2代目モデルだ。B7ベースのRS4は自然吸気4.2L V8エンジンを搭載し、そのパワーとサウンドはまさに圧巻だった。最高回転数8250rpmまで軽快に回るこのエンジンは420psを発生し、アウディのクワトロ駆動システムを介して4輪すべてに伝達される。

フィアット・ツインエア(2010年)
このエンジンを紹介するのは少し躊躇した。何しろツインエアは875ccの2気筒ターボエンジンで、プントやパンダ、500に搭載されると燃費が13km/lを超えるのがやっとだからだ。しかし、ツインエアエンジンの豊かな個性とイキイキとした感覚は称賛に値する。

フォード 1.0 エコブースト(2012年)
燃費向上を目指し、多くの自動車メーカーが1.0L直列3気筒ターボガソリンエンジンを次々と導入した。その先駆けの1つがフォードのエコブーストで、最初にフィエスタに搭載された。コンパクトで軽量、滑らかでありながら驚くほど活気あふれるエコブーストエンジンは、驚くほど燃費が良い。とはいえ、そのエンジン音も多くの4気筒ユニットを凌ぐほど心地よいので、つい全開で走りたくなる。

フェラーリ V8(2014年)
フェラーリのデザインやハンドリングの良さは、競合他社を大きく上回る傾向にあるが、常にそうであるとは限らない。同社が輝かしい成果を誇る分野はエンジン開発で、素晴らしい性能と耳を喜ばせるサウンドを提供してきた。2014年に登場したF154ツインターボV8も例外ではない。488(写真は488スパイダー)やF8を運転すれば、必ずしも自然吸気式が最善ではないことを実感できるだろう。信じられないほどの柔軟性と、アイドリング回転数からわずかに上昇しただけで発揮される驚異的なパワーを備えているからだ。









































