類まれなV12ディーゼル、小気味よくエコな1.0L直3など 市販車に搭載された最高峰のエンジン 50選(後編)
公開 : 2026.02.28 11:45
フォルクスワーゲン V10 TDI(2002年)
トゥアレグとフェートンにのみ用意されたフォルクスワーゲンの5.0L V10ディーゼルエンジンは、76kg-m超のトルクを発生する猛獣のようなパワーユニットだ。トゥアレグR50では(写真)では驚異的な86kg-mまで引き上げられた。生産は2002年から2009年まで続いたが、コストが非常に高かったため、実際に搭載された車両はごく少数である。

ホンダ i-CTDi(2003年)
長年、ホンダはディーゼルエンジンから距離を置いてきたが、2003年にアコード向けにオールアルミ製2.2Lディーゼルエンジンを導入した。その滑らかさはまさに傑作と言える。16.0:1という低い圧縮比により、Nシリーズエンジンは競合他社よりもはるかに優れた静粛性とクリーンさを実現。また、アルミ構造により軽量化も実現している。

マツダ・レネシス(2003年)
他社がロータリーエンジンから手を引いてから数十年、マツダはなおもこだわり続け、RX-8に搭載した。それまでの信頼性の問題はほぼ克服したが(ある程度までは)、燃費の悪さやオイル消費量の問題は解決できなかった。レネシスエンジンはトルク不足も指摘されたが、軽量、コンパクト、スムーズな動作は特筆に値する。それから、マツダが独自路線を貫いた姿勢にも称賛を送りたい。

フォルクスワーゲン・グループ 3.0 TDI(2004年)
本特集にディーゼルエンジンが少ないのは、評価していないからではなく、より重要なガソリンエンジンに押されてしまったためだ。しかし、このV6ディーゼルエンジンは外せない。アウディA8に初搭載され、その後A4、A6、トゥアレグ、フェートンなどに採用された。滑らかで燃費が良く、驚くほど力強い。まさに画期的なエンジンだ。

BMW V10(2005年)
V12搭載の高級車を除けば、スポーツカーやGTの最大気筒数は通常8気筒だ。だからこそ、BMWのV10は見過ごせない。S85というコードネームで呼ばれ、E60型M5(写真)やE63型M6に搭載された。燃費は悪く、手入れにも手間がかかる。だが、圧倒的なサウンドと驚異的なパワーデリバリーという点では、疑いようのない中毒性のあるパワーユニットだ。

ブガッティ・ヴェイロン(2005年)
16気筒に4基のターボを搭載するエンジンは、その過剰設計ゆえに、ここで取り上げないわけにはいかない。初代ヴェイロンは1000psを誇ったが、オーナーたちはこの数字に物足りなさを感じたらしい。そこでブガッティは2010年、さらにパワーアップした1200psのヴェイロン・スーパースポーツを発表した。









































