民生用で最も成功した水陸両用車『アンフィカー770』(後編) 総生産3878台のうちの1台 レストア済みの個体で人生の余白を楽しむ?

公開 : 2026.02.28 12:25

自分独りで堪能するのはもったいない

他にも、ステアリングシャフトやドライブシャフト外部との境目になるブーツも新品と交換済み。ビルジポンプ(作動スイッチがスピードメーターの左側にある)もハイパワーな新品と交換し、フロートオートスイッチも装備したので万が一の浸水時も問題なしとなっている。

スクリューはトランスファーのような構造の別のギアで、前進、ニュートラル、後退が可能で、これはフロアにあるシフトレバーで切りかえる仕組みだ。

リアエンドの底部にツインプロペラがあり、航行中に後退するとブレーキの役割を果たす。
リアエンドの底部にツインプロペラがあり、航行中に後退するとブレーキの役割を果たす。    高桑秀典

現在のオーナーである浅岡代表は、アンフィカー770で満喫する『人生の余白』を自分独りで堪能するのはもったいない、すべての遊びや楽しみは分かち合える人の存在が大切だと考えている。

そこで、クルマはもちろん、楽しむ場まで提供するオーナーズコミュニティとしても機能しているランデヴーを通じ、我こそは、と思った好事家たち(特にオークションで競った人)と共同所有することを視野に入れているそうだ。

水上運航で釣りを楽しんだりすることもできるアンフィカー770は、楽しみ方がたくさんあるので、想像の翼を広げてみるといいだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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