【黒木美珠がマツダ体験会をレポート:クルマづくり編】広島で生まれ、広島と生きてきたメーカー 「マツダ車を買って支えよう」

公開 : 2026.04.22 11:45

正直、メモが止まらなくなった

同社が繰り返し使う『人中心』というキーワード。最初はブランディング用語に聞こえていたのですが、この歴史を知ってから聞くと、重みが違います。

講義で紹介されたのは、クルマを工業製品としてではなく、人の生活文化に寄り添う存在として捉えてきた長い積み重ねでした。

『人中心』というキーワード。歴史を知ってから聞くと、重みが違います。
『人中心』というキーワード。歴史を知ってから聞くと、重みが違います。    マツダ

生活を豊かにすること、技術を追求すること、美しさと個性を両立させること、品質に心を込めること。どれも近年生まれたスローガンではなく、ずっと受け継がれてきた思想だといいます。

現在の研究開発でも、その姿勢は変わりません。運転が好きかどうかが幸福度に影響するという分析。加速度の感じ方や音を人の感覚としてモデル化しようとする試み。クルマを作る前に、まず人を知ろうとする視点。気づいたら、メモが止まらなくなっていました。

広島に生まれ、広島と支え合いながら、人のためのクルマを作り続けてきたメーカー。これほど地域との絆が深い自動車メーカーが、他にあるでしょうか。

その後の工場見学でも、マツダ車を見る目が変わっていったのは言うまでもありません。学びの多い、貴重な二日間となりました。

記事に関わった人々

  • 執筆

    黒木美珠

    Miju Kuroki

    1996年生まれ、静岡県出身。自動車系YouTuberとしての活動を経て、自動車ジャーナリスト(の卵)へと転身。自身の車中泊による日本一周の経験をきっかけに、クルマを通じたライフスタイルの可能性に魅了されるようになる。現在は、輸入車デビューを目指す連載をはじめ、車中泊視点での車両レビューや、YouTubeチャンネル『AUTO SOUL JAPAN』の運営など、多角的に活動中。クルマを単なる移動手段や機械としてではなく、その背景にある開発者の想いや、クルマを取り巻く文化、そして『移動すること』そのものの価値を伝えることをモットーとしている。

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