4座4WDのフェラーリから先進的すぎたハイブリッドまで 今も異彩を放つ個性的なクルマ 48選(中編)
公開 : 2026.05.31 11:25
フォード・モデルT
モデルT(T型フォードとも呼ばれる)は生産中止となってから45年もの間、世界で最も売れたクルマという記録を保持していた。しかし、極めて特異な乗り物であったという事実を忘れてはならない。特に、モデルTでは非常に特殊な運転技術が求められた。
主要な操作系はすべて従来型に見えるが、想像通りに機能するのはステアリングホイールだけだ。クラッチペダルに見えるものは実際には2つの前進ギアのいずれかを選択するもので、「ブレーキ」ペダルは後退ギアを選択するためのもの……といった具合である。それでも、1908年から1927年にかけて1500万台以上が販売されたことから、人々は最終的には複雑な操作にも慣れることができたのだろう。

フォード・サンダーバード
クラシックなサンダーバードといえば、1970年以前に生産されたモデルが挙げられるだろう。フォードは1997年まで10世代にわたり継承し、2002年には11代目として復活させた。歴代で唯一、レトロなスタイリングを採用したサンダーバードであり、1957年モデル以来初めて2人乗りコンバーチブルボディを採用したモデルでもあった。
ビーチ・ボーイズ結成前に成功したフォーマットは、スパイス・ガールズの活動休止後はあまり成功しなかった。2002年の初年度は人気があったものの、販売台数はその後急落し、フォードは2005年モデルイヤー終了をもって生産を打ち切った。

ホンダ・インサイト
ハイブリッド車は今やごく一般的な存在であり、かつては異端視されていたことを思い出すのも難しい。しかし、1990年代のハイブリッド車の基準から見ても、初代ホンダ・インサイトは非常に特異な存在だった。これは、可能な限りの空力性能を追求していたことも理由の1つだ。特にボディ形状は際立っており、後輪フェアリングは空気の乱れを最小限に抑える役割を担っている。
少し前に登場したトヨタ・プリウスも見た目は変わっていたが、インサイトほど奇抜ではなかった。

ヒョンデ・ヴェロスター
ヒョンデ・クーペ/ティブロンは魅力的ではあるものの、概してありふれたスポーツカーだった。3年の空白期間を経て、その間接的な後継モデルとなったヴェロスターは、まったくもってありふれたクルマではなかった。初代ヴェロスターの最も有名な特徴は、サイドドアが3枚あること。片側に2枚、もう片側に1枚配置されているのだ。
2007年から2014年のミニ・クラブマンとは異なり、ヴェロスターではしっかり2種類のボディシェルが開発された。そのため、左ハンドル仕様でも右ハンドル仕様でも、歩道側に2枚のドアが配置されるようになっている。































