『プジョー408GTハイブリッド』短期集中レポート#3 絶妙な猫足の動き! ファーストドライブで発見した白眉

公開 : 2026.05.28 17:05

『隠れた名車』という予感

また、小径ステアリングを使用したハンドリングも素晴らしいものだ。

単純に考えれば、ステアリングの切れ角に対しクルマの動きが大きいことが想像できるが、決してクイックすぎることはなく、そのあたりの塩梅は絶妙。よく動く足まわりとあいまって、気持ちよい走りを実現してくれる。

足まわりの動きはしなやかで、いわゆるプジョーらしい『猫足』を有する。
足まわりの動きはしなやかで、いわゆるプジョーらしい『猫足』を有する。    佐藤亮太

思い返せば、408が日本導入された初期に用意されたPHEVもかなり気に入っていて、以前のレポートで筆者はこんなことを書いていた。

『フロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームという足まわりが熟成されている証だろう。また、今回はスポーツモードを積極的に試したところ、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドのパワフルかつシームレスな加速が、感動的に気持ちいいものだった!』

しかもレポート車であるハイブリッドはPHEVより240kgも軽いため、バランスという意味ではそれを超えてきた印象すらある。こう書くのは若干失礼かもしれないが、『隠れた名車』という予感もじわじわと湧いてくるのだ。

途中立ち寄ったサービスエリアで外から眺めていて、猫科のスタイリングを持つボディがしっかりと足を踏ん張っているように見えたのは、そういった印象があったからに違いない。そこで、これは長距離でしっかりテストせねば……という話は、次回のレポートで記したい。

(当レポートは毎週木曜日夕方更新予定です)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    佐藤亮太

    Ryota Sato

    1980年生まれ。出版社・制作会社で編集経験を積んだのち、クルマ撮影の楽しさに魅了され独学で撮影技術を習得。2015年に独立し、ロケやスタジオ、レース等ジャンルを問わない撮影を信条とする。現在はスーパーカーブランドをはじめとする自動車メーカーのオフィシャル撮影や、広告・web・雑誌の表紙を飾る写真など、様々な媒体向けに撮影。ライフワークとしてハッセルブラッドを使い、生涯のテーマとしてクラシックカーを撮影し続けている。佐藤亮太公式HPhttps://photoroom-sakkas.jp/ 日本写真家協会(JPS)会員

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