「本物のミニではない」 物議を醸した大人気モデルの再構築 初代BMWミニへの痛烈な批判を振り返る【UK歴史アーカイブ】
公開 : 2026.06.04 17:25
BMWへの痛烈な批判
BMWがミニのクラシックな外観を台無しにしたという非難も相次ぎ、ある読者はこう書き込んだ。「あのライト、あのグリル……。そう、あの『フロッグアイ』が復活した! クルマを台無しにする最も醜いフロントデザインの1つ(最後に目撃されたのはフォード・スコーピオ)が、再び現れた」
また別の読者は、フランクフルトで公開されたプロトタイプが真の新型ミニであるとは信じがたく、「史上最高のクルマの名前、評判、スタイリングの要素を借りて、単なる別の小型ハッチバックを売り込もうとする冷笑的な試み」に過ぎないと疑った。

しかし、すべての反応が否定的なわけではなかった。「わたしはすっかり魅了された。新型ミニは、わたしの新車購入リストのトップに躍り出た。広さと安全性のニーズを満たしつつ、レトロなスタイリング要素と現代的なレイアウトが見事に融合している」という声もあった。
路線変更も結果的には大成功
2001年に新型ミニがついに発売されると、当誌の評論家たちは「見た目も走りも素晴らしい」と評価したものの、「平凡なエンジンと期待外れのパッケージ」を補うには不十分だと指摘した。初期の世間の反応と同様、レビューも玉石混交であった。ドライビングは爽快で魅力的だが、粗野で荒々しい印象のエンジンに足を引っ張られているというのだ。
また、新しいミニを購入するためには、BMWのディーラーに足を運ばなければならないが、ある読者は「気後れするような体験」だったと述べた。これは、より深い葛藤を浮き彫りにした言葉である。ミニはもはや階級にとらわれない親しみやすい存在ではなく、入念に作り込まれた高級品となっていたのだ。そして、誰もがその変化を快く思っていたわけではなかった。

ミニを再構築するにあたり、BMWは「シンプルさ」を「洗練性」に、「手頃な価格」を「憧れ」へと置き換えるというリスクを冒した。予想通り、このアイデアを好まない人もいたが、それ以上に多くの人が受け入れた。BMWミニの初代モデルは世界で80万台販売され、今日ではステファンソン氏のデザインは高く評価されている。
さらに、ミニは幅広いモデルラインナップを誇るブランドへと成長した。これは、2005年に消滅したローバーとは対照的である。
原文:アリス・ピューター(Alice Pewter)









































