ロータス・エスプリから初代スズキ・セルボまで 巨匠ジョルジェット・ジウジアーロの傑作 50選(中編)
公開 : 2026.06.14 11:25
スズキ・セルボ(1977年)
スズキ・セルボ(SC100またはウィズキッドの名称でも販売)は、その洗練されたデザインが評価され、2016年に発売された新型イグニスにもその要素が取り入れられている。
日本の軽自動車規格に準拠して開発されたセルボは、英国では539ccから970ccまでのエンジンを搭載していた。

ザスタバ・ユーゴ(1977年)
粗悪な作りは世界中で酷評されたザスタバ・ユーゴ。自動車史上の輝かしい1ページとは言えないが、同時に何十万人もの人々にとって手頃な移動手段となったことは否定できない。
欧州や米国で販売されたユーゴは、コラル、チャオ、テンポ、GVなどさまざまな名称で呼ばれた。20年以上にわたる生産の末、ハッチバックとコンバーチブル合わせて約80万台が出荷された。

FSOポロネーズ(1978年)
20年近く生産されたFSOポロネーズは、1970年のフィアットによるセーフティカー開発プロジェクトから発展したモデルだが、生産が開始されたのは1978年になってからだ。
廉価モデルには1.3Lガソリンエンジンが搭載されたが、パワフルな2.0Lガソリンエンジンも選択でき、ディーゼルエンジンも数種類用意されていた。

ランチア・デルタ(1979年)
インテグラーレの原型が、平凡なハッチバックだったということは忘れられがちだ。デルタは1980年の欧州・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、後にランチアとサーブの合弁事業によりサーブ600として販売されるようになった。生産台数は少なく、現在ではランチアブランドのデルタよりもさらに希少となっている。

フォルクスワーゲン・ジェッタ(1979年)
初代ゴルフは飛ぶように売れたが、ジェッタは実用性が低かったため、多くの市場ではそれほど人気は出なかった。
実質的にトランク付きゴルフであるジェッタは、共通のエンジンラインナップを備えていた。1.1Lから1.8Lまでのガソリンエンジンに加え、当時としては珍しくディーゼルエンジンの選択肢もあった。

マセラティ・クアトロポルテIII(1979年)
初代クアトロポルテはピエトロ・フルア氏がデザインし、極めて希少なクアトロポルテIIはマルチェロ・ガンディーニ氏が手掛けた。3代目ではジウジアーロ氏にデザインが依頼され、この箱型のセダンが生まれた。
彼の最高傑作とは言えないが、クアトロポルテIIIの全車にV8エンジンが搭載され、生産は1979年から1990年まで続いた。





















