新型 フォルクスワーゲンTロック(2) 約30年前の古き良きブランド体験と重なる 同エンジンのアウディQ3へ勝る加速力

公開 : 2026.06.30 18:10

古き良きフォルクスワーゲンの体験と重なる

30年ほど前の、古き良きフォルクスワーゲンの体験と重なる、2代目Tロック。堅牢な作りと確かな実用性、好印象な走りで定評のあった頃が、思い起こされる仕上がりにある。同時に洗練度は競合に劣らず、乗り心地や燃費にも優れている。

運転の印象は、どちらかといえば地味かもしれない。それでも安定性が高く扱いやすく、ブランドらしい信頼感を抱けるもの。本来の強みへ立ち返り、再び前面に打ち出そうという意思を感じ取れる。

フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150ライフ(英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150ライフ(英国仕様)

フォルクスワーゲンらしさが醸し出され、突出した魅力までは備わらずとも、完成度は高い。2026年の激しい競争を勝ち抜く上で、賢明な差別化だと思う。

フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150ライフ(英国仕様)のスペック

英国価格:3万3700ポンド(約708万円)
全長:4373mm
全幅:1828mm
全高:1573mm
最高速度:212km/h
0-100km/h加速:9.1秒(実測)
燃費:15.2km/L(実測)
CO2排出量:128g/km
車両重量:1425kg(実測)
パワートレイン:直列4気筒1498cc ターボチャージャー+ISG
使用燃料:ガソリン
最高出力:150ps/5000-6000rpm
最大トルク:25.3kg-m/1500-3500rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック/前輪駆動

フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150ライフ(英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック 1.5 eTSI 150ライフ(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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