三菱がヒューマノイドロボット事業にサプライズ参入! スタートアップ『ハイランダーズ』と基本合意 来年後半から月1000台量産へ

公開 : 2026.07.10 07:25

月産1000台規模でヒューマノイドロボットを量産

さらに今回の会見で驚いたのは、三菱がハイランダーズのヒューマノイドロボットを量産することを視野に入れている点だ。しかも、具体的な計画を明らかにした。

プレスリリースには、『京都工場の遊休建屋を活用して、2027年の早いタイミングで生産開始を検討』とあり、加藤CEOは記者団の質問に対して2027年の中頃から後半という目処を示した。

京都工場の遊休建屋を活用して、2027年の早いタイミングで生産開始を検討するという。
京都工場の遊休建屋を活用して、2027年の早いタイミングで生産開始を検討するという。    桃田健史

生産台数は、なんと月産1000台。

むろん、今後のハイランダーズによるヒューマノイドロボットの開発動向や、日々進化するAI技術によるヒューマノイドロボットのアップグレードの度合い、さらに受注状況など不確定要素があるものの、当初から月産1000規模で生産可能な設備を整えるというのだ。

量産車などと比べると低い投資規模

投資規模について、加藤CEOは量産車などと比べると低いという認識を示した。投資に対する売上げ、さらには今回の記者発表で立証したメディアからの高い関心などを鑑みれば、コスパが高い事業だと言えるのかもしれない。

また、記者団からはルノー日産、三菱アライアンスにおける日産との関係や、日産とホンダによる知能化領域での協議に関連したホンダ向けなど、他の自動車メーカーに対するヒューマノイドロボット販売について質問があったが、現時点では具体的な協議はないものの、将来的な可能性については否定しなかった。

また、三菱社内での受け止めについて、加藤CEOは現時点では社内で広く知られていない段階であるものの、新しい挑戦に対してポジティブな声を聞いているという。

あっと驚く、三菱の新規事業。今度の動向に注目だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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