電力を得たジャイアントキラー ポルシェ911 ターボS(1) カレラGTS譲りの3.6Lフラット6 アナログとデジタルが理想的に共存
公開 : 2026.09.03 18:05
スポーツカー屈指のキャビンデザイン
インテリアは、コーディネートの幅が広く、楽しく悩める。930型で採用されていた、目が眩みそうな格子のパシャ柄で、シートを包む事もできる。試乗車はターボナイト・グレーで統一され、若干地味な印象ながら、素材の質感は間違いなく高い。
シートは座り心地が素晴らしく、落ち着いた造形で居心地も良い。操作系は直感的なデザインで、運転環境の人間工学も高水準。後方も含めて、視界の広さも申し分ない。普段使いとの親和性にも配慮され、スポーツカー屈指のキャビンといえる。

エアコンやオーディオ、ライト、ミラーだけでなく、ノーズリフト機能にサスペンション、スポーツエグゾーストやドライブモードの切り替えにも、物理スイッチを採用。いずれもタッチが素晴らしく、ひと目で役割を理解できる。
+2の後席と128Lの荷室が生む実用性
メーターパネルはモニター式。表示はカスタマイズできるが、従来的な5連メーター・グラフィックがあれば、と思うのは筆者だけではないだろう。センターモニターが存在しても、アナログとデジタルのバランスは理想的に思える。
フロントの2席は、18ウェイのアダプティブ・スポーツシート。オプションで、パッドの薄いスポーツ・バケットシートも設定され、座面の位置を僅かに下げられる。標準のアイテムは、快適で乗り降りしやすいものの、若干高めだ。

+2のリアシートは、車重がやや増えるが無償オプション。ボンネット下の荷室は128Lで、歴代の四輪駆動の911では最大級。駆動用バッテリーを積むが、小さなスーツケースなら収容できる。この実用性は、確かな魅力だ。
車重はハイブリッド化で85kg増え、1725kgが主張される。ガソリンタンクが半分での計測値は、1754kgだった。極端に重くなったわけではないが、ハイブリッドの911 カレラGTSと150kgも差があることは間違いない。
気になる走りの印象とスペックは、ポルシェ911 ターボS(2)にて。























































































































































































