2026年欧州版 最も注目すべきハイブリッド車 10選(前編) 定番のトヨタ・カローラからV8搭載ポルシェ・パナメーラまで

公開 : 2026.10.01 11:45

5. BMW 550e

デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:7点
長所:豊かな響きを持つ6気筒エンジン 卓越したシャシーのバランス i7を彷彿とさせるEVモードの静粛性
短所:インテリアのエルゴノミクスは最高とは言えない 電気航続距離はそれほど優れていない 走行中はかなり大きく感じられることがある
最大の特徴:長距離移動への適性

BMW 5シリーズはまさに「ケーキも食べられて、ダイエットもできる」ようなクルマであり、550eモデルは現在販売されているハイブリッド車の中でもトップクラスの1台だとAUTOCAR英国編集部は考えている。

5. BMW 550e
5. BMW 550e

エンジンラインナップは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンをベースに、最高出力208psのマイルドハイブリッド「520i」と、300psのプラグインハイブリッド「530e」が続く。

「550eは、加速性能において圧倒的な力を見せつける」
――マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

ラインナップの最上位には550e xドライブが位置し、312psのB58型6気筒ガソリンエンジンに196psの電気モーターを組み合わせている。総出力は490psに達し、0-100km/h加速は4.4秒となる。

最大の強みは、アダプティブダンパーによって支えられた、印象的なハンドリングと快適な乗り心地にある。エンジンも非常に洗練されており、全モデルを通じて力強い走りを見せてくれるが、最上位モデルの550eはかなり高価だ。

こんな人にはおすすめ
・洗練された6気筒PHEVでありながら、最高レベルのハンドリングバランスを求める場合
・実用的な電気航続距離と、長距離クルージング能力の両方を求める場合

こんな人には不向き
・デジタル要素が控えめで、物理的な操作系が多い高級セダンを求める場合
・狭い道路でも扱いにくさを感じない、コンパクトなセダンを求める場合

6. ルノー・クリオEテック

デザイン:9点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:9点
長所:インテリアは見た目も質感も申し分ない ハイブリッド駆動の切り替えがシームレス 燃費効率が良い
短所:ハンドリングを優先したため快適性が低下 後部座席のスペースが狭い 変速のレスポンスが物足りない
最大の特徴:Bセグメント車のベスト

クリオ(日本名ルーテシア)はこのリストの中で最も小型であり、最も安価なクルマでもある。

6. ルノー・クリオ(日本名ルーテシア)Eテック
6. ルノー・クリオ(日本名ルーテシア)Eテック

「Eテック・フルハイブリッド」と銘打たれたハイブリッドモデルは、1.6Lガソリンエンジンと2基の電気モーターを組み合わせ、合計145psと20.8kg-mを前輪に伝達する。

「クリオの真価は、優れた中速域のトルクのおかげで、市街地走行時に最も発揮される」
――マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

トランスミッションはオートマティックのみだが、パフォーマンスは申し分ない。0-100km/h加速は9.3秒を記録し、燃費は23.8km/lを誇る。

クリオのインテリアはスタイリッシュで心地よく、直感的に扱えるレイアウトと実用的なボタンが配置されている。

アクセルを踏み込んだときの安定性も高い。コーナーでは機敏かつ落ち着いて走り、かつてのフォード・フィエスタほどの圧倒的な存在感はないものの、さまざまな状況で魅力的で楽しい走りを見せてくれる。

こんな人にはおすすめ
・20km/l以上の低燃費を実現する、スタイリッシュで手頃な価格のBセグ車が欲しい場合
・充電の手間やコストをかけずにハイブリッド車の経済性を求める場合

こんな人には不向き
・後部座席に大人を頻繁に乗せる場合
・高速道路を走ることが多い人

(翻訳者注釈:この記事は「後編」へ続きます)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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