グループ最多売EVが小改良 フォルクスワーゲンID.4 プロ(1) メルセデス Eクラスへ匹敵の後席空間 高速化したタッチモニター

公開 : 2026.10.08 18:05

メルセデス・ベンツ Eクラスへ匹敵する後席空間

内装の質感は、このクラスとしては納得できる水準。フォルクスワーゲンらしく、シートは座り心地が良く、ドアの内張りの造形も好ましい。5.2インチのメーター用モニターを覆うフレームは、医療機器のように高い質感に見えた。

ダッシュボードには、IDライトと呼ばれる間接照明が仕込まれ、ナビの案内や充電状況など、複数の情報を点灯パターンで知らせてくれる。運転の集中力を削ぐと、感じなくもないが。ステアリングホイール裏に、回生ブレーキ用パドルは欲しいところ。

フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)
フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)

乗員空間には非常にゆとりがあり、特に後席側は見た目以上の広さといえる。メルセデス・ベンツ Eクラスへ匹敵するほどで、EVのパッケージングの強みが発揮されている。前席側も開放的で、ダッシュボードの位置が低く、広い前方視界が好ましい。

荷室容量は543Lと大きく、1サイズ大きいルノー・セニック E-テックへ並ぶほど。テスラ・モデルYには、届かないとしても。

走りの印象とスペックは、フォルクスワーゲンID.4 プロ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フォルクスワーゲンID.4 プロの前後関係

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