時代が違えば売れていた? 惜しくもヒットを逃したクルマ50選(前編) ランドローバーの対抗馬から、名ばかりのマッスルカーまで

公開 : 2026.11.03 11:05

フォード・マスタングII(1973年)

1964年にフォードが初代マスタングを発売すると、瞬く間にベストセラー車となった。しかし、10年も経たないうちに、新たな排出ガス規制も一因となってマスタングの評判は下がっていき、最終的にはV6エンジンを搭載しながらも最高速度160km/hにも達しないほど非力な、名ばかりの「マッスルカー」となってしまった。マスタングがかつての名声を取り戻すには長い時間を要した。

フォード・マスタングII(1973年)
フォード・マスタングII(1973年)

レイランド・プリンセス(1975年)

製品計画の混乱という点では、ブリティッシュ・レイランドの右に出る者はいない。1969年に期待外れのマキシを発売した後、同社は1975年にプリンセスを投入したが、流行のハッチバックではなくセダンだった。

あえてセダンとしたのは、当時すでに発売から6年が経過していたマキシと、新型のプリンセスが競合することを避けたかったからだ。1981年にマキシが生産終了するまで、両車は並行して販売された。そして1年後、プリンセスは改良を経てアンバサダーとなり、ついにハッチバックへと進化した。

レイランド・プリンセス(1975年)
レイランド・プリンセス(1975年)

(翻訳者注釈:この記事は「中編」へ続きます)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の英国の自動車雑誌『AUTOCAR』(1895年創刊)。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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