長期テスト BMW M5(1) スーパーカー並みの動力性能

公開 : 2018.06.26 18:10

時折神経質な乗り心地も

ほとんどの場面で、快適性は十分だ。ロードテストでは時折神経質な乗り心地が指摘されていたが、わたしもそれには同意せざるを得ない。

もしこれが運動性能とトレードオフなのだとしたら、そもそも1940kgのエグゼクティブサルーンにスーパーカー並みのパワーとスポーツカーのような敏捷性を与えるために妥協が必要だったのだろう。わたしはこのクルマ以上に楽しさやスポーティさと高級感や快適性のすべてを兼ね備えたクルマをしらない。

内装については、5シリーズそのものだ。5人が快適に乗車でき、530ℓもの荷室も備える。ランフラットタイヤではないため、トランクの下部にはパンク修理キットが搭載されている。

お望みであれば、M5のサスペンションを柔らかくしたり、パワートレイン、ギアボックス、ステアリングの設定を変えることもできる。これにはセンターコンソール上のギアレバーの脇に取りつけられたスイッチを使用する。もともと用意されたプリセットを使うもよし、個々の設定を自分好みに変更するのも良い。

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