【詳細データテスト】 プジョー508SW エンジン車同様の快適志向 グリップとボディコントロールは上々

公開 : 2020.07.18 11:50

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

アリュール仕様の508SWは、車両本体価格が3万6545ポンド(約512万円)で、テスト車は3万9420ポンド(約552万円)相当。これには7kW充電対応化の300ポンド(約4.2万円)も含まれるが、標準装備にすべきだ、というのがわれわれの意見だ。

支払い例としては、年間約1万km走行と仮定して残価を1万3000ポンド(約182万円)に設定し、頭金7000ポンド(約98万円)で月々370ポンド(約5.2万円)を4年間というプランが用意されている。29g/kmというCO2排出量ゆえに、カンパニーカーとしての税制優遇もなかなか魅力的なものとなる。

フルLEDヘッドライトは、テスト車のグレードでは850ポンド(約11.9万円)のオプション。その金額を聞いて、装着したい気は失せた。標準装備のライトでも、暗くてなにも見えないわけではないのだから。
フルLEDヘッドライトは、テスト車のグレードでは850ポンド(約11.9万円)のオプション。その金額を聞いて、装着したい気は失せた。標準装備のライトでも、暗くてなにも見えないわけではないのだから。

適正な使いかたをされれば、プラグインハイブリッドの508は給油の機会を限りなく少なく抑えられる。こまめに充電ができ、日々の移動距離がEV走行を活用できる短いものに収まるならば、だ。

また、充電切れ状態で走り出し、現実的なドライビングをしても、16km/L近い燃費をマークできるはず。それ以上の低燃費を目指すなら、もっと努力が必要だ。その程度の数字なら、われわれの経験では、フォルクスワーゲンアルテオンの1.5Lガソリンでも楽に出せる。もちろん、速さでは今回のプジョーのほうが上だが。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

プジョー 508の人気画像