【詳細データテスト】 プジョー508SW エンジン車同様の快適志向 グリップとボディコントロールは上々

2020.07.18

サマリー

508に追加されたプラグインハイブリッドを、ワゴンでテスト。エンジン車より100kgほど重いものの、快適な乗り味は健在。ルックスも魅力的で、運動性能もこのクラスではなかなかのもの。魅力的な選択肢の登場です。

もくじ

はじめに
意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆
内装 ★★★★★★★☆☆☆
走り ★★★★★★★☆☆☆
使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆
操舵/快適性 ★★★★★★★☆☆☆
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
スペック
結論 ★★★★★★★★☆☆

はじめに

Dセグメントである。かつて、自動車メーカーが5つのモデルをラインナップするのも、テレビに5つのチャンネルがあるのも、多すぎだと感じられた頃があった。その頃のDセグメント、すなわちファミリーカーとしては大型にあたるジャンルは、英国においては市場の主役級だった。

カンパニーカー需要を重視したこのマーケットで、そのラインナップとそれらの洗練度は際立っていた。当時、車名バッジにあるiの文字はインポータント、すなわち重要さを意味するのだと語ったTV番組があったほどだ。


圧倒的に市場を占有していたのはフォードとヴォグゾール。BTCCこと英国ツーリングカー選手権は、ボルボがワゴンで参戦したのを除けば、Dセグメントセダンが席巻していた。そんなマーケットとサーキットには、もちろんプジョーの姿もあった。

だが、トヨタやルノー、日産などのメーカーは、このセグメントにクルマを投入していながらも、ここは主眼を置く必要がないと決断した。そのときから、現在のような状況が見られるようになった。

BMWやアウディ、メルセデス・ベンツが入り込む余地が生まれ、一方の大衆車メーカーは価格やスタイル、クオリティの上級移行で、ユーザーをつなぎ止めて売り上げを保とうとするようになったのだ。

その点、プジョー508はどうか。デザインは2019年のオートカー・デザインアワードを贈呈したジル・ヴィダル率いるティームが担当。この軽快で目を引くクルマは、ふたつの使命を帯びて生まれてきた。

ひとつは、日常遣いするワゴンの市場で競争力を発揮すること。もうひとつは、ブランド力で勝るライバルたちに対抗すること。はたして、それだけのクルマに仕上がっているのだろうか。

 
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