【詳細データテスト】BMW 4シリーズ 速さも燃費も上々 アダプティブダンパーの乗り味も上々 見た目とサウンドは改善を希望

公開 : 2021.01.17 20:25

内装 ★★★★★★★★☆☆

BMW信者であれば、きらびやかさの増したマテリアルと、近年のBMWに共通のハイテク感が際立つデザイン術はすっかりおなじみだろう。ミュンヘンで車内を担当するデザイナーが、質感や雰囲気、高級感の演出を控えめに抑えていた時代は終わったのだ。

そう遠くない過去だが、このバイエルンの自動車メーカーは、アウディやメルセデスに太刀打ちしうる室内が必要だと判断し、わかりやすい高級さや豪華さを備えたキャビンを仕立てるようになった。それからまもなくして、G20系3シリーズは、六角形モチーフのクロームと最先端のワイドディスプレイが目立つインテリアを得た。その処理は、4シリーズも踏襲している。

かつてBMWのキャビンは質素を旨としたような空間だったが、いまや同郷のプレミアムブランドに大きく見劣りするものではない。しかも、操作系のレイアウトは変わることなくすばらしい。
かつてBMWのキャビンは質素を旨としたような空間だったが、いまや同郷のプレミアムブランドに大きく見劣りするものではない。しかも、操作系のレイアウトは変わることなくすばらしい。    MAX EDLESTON

そこは、長時間乗っていてもきわめて快適な空間に仕上がっている。造形も装備も高級車らしく、どこをとっても扱いやすく、好みに合わせて調整するのも簡単だ。

ドライビングポジションは、3シリーズより低く寝そべるスタイルだが、その差はきわめてわずか。着座位置の低さも、乗降性や見晴らしといった点でも、スポーツカーほどではない。操作系のレイアウトは最高にすばらしく、ステアリングコラムの調整幅も十分にある。Aピラーがやや太く、前方視界をやや妨げるが、いまどきのクルマならあたりまえのレベルにすぎない。

メーターパネルはフルデジタルのディスプレイで、六角形の盤面の左右両端に速度計と回転計を配置。表示テーマは走行モードに応じて変化するが、そのほとんどがそうあってほしいほど読み取りやすいわけではない。ひと目で情報がわかるシンプルな円形メーターを表示してほしいが、それを叶えるモードは用意されていない。

オプションのヘッドアップディスプレイは、ルート案内やエンジン回転数などをわかりやすく投影する。その点については文句のつけようがない。ただし、もっと無駄を排して認識しやすいほうが長距離ドライブでは疲れにくいはずだ。それに関して、BMWはまだまだ改善できるはずだ。

リアシートは予想通り、ひとを乗せるのに便利だとはいえない。身長180cm以下でなければ頭上にゆとりを感じられず、さらに足元はもう少し体格が小さくても窮屈だ。ただし、たまにしか使わない座席としてみれば、おおむね納得できるレベルだといえる。

後席のシートバックは、40:20:40の3分割可倒式となっているので、積載量はフレキシブルに調整できる。そうでなくても、トランクスペースはそこそこ広い。

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