2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の大型SUV 10選 実用的な7人乗りからオフロード車まで

公開 : 2025.04.12 18:45

9. プジョー5008

デザイン:9点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:8点
長所:スタイリッシュなデザイン 低燃費のハイブリッド・パワートレイン 広大なトランク
短所:エンジンはやや性能不足 3列目の快適性は高くない インフォテインメント画面の操作性はあまり良くない
最も優れている点:スタイル

3世代目となるプジョー5008は、これまで以上に実用性と多様性を高め、よりスタイリッシュでシックな大型SUVに仕上がっている。

9. プジョー5008
9. プジョー5008

車内は広々としており、916Lものトランクスペースを備えている。また、プジョーとして初めて、7人乗りでハイブリッド、PHEV、EVの各種パワートレインが用意されている。

外装の端正なデザインは内装にも反映されており、曲面インフォテインメント・スクリーンとデジタルインストゥルメント・クラスターによって、シャープな印象をさらに引き立てている。

後部座席には大人でも余裕のスペースがあり、内装材の質も十分である。

その走りは控えめでおとなしく、フルハイブリッド車は洗練されていて静粛性も高い。

しかし、5人乗りの状態でラゲッジスペースに荷物を満載すると、ターボチャージャー付き3気筒エンジンは少し苦労するだろう。

走りは少し個性に欠けるが、大型SUVとしては5008は快適で実用的、かつ経済的であり、ドライバーの期待にしっかりと応えてくれる。

10. フォルクスワーゲントゥアレグ

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:機能的で使いやすいキャビン V6 TDIは実用本位の性格にぴったり 本格的なオフロード性能
短所:PHEVの実用燃費はあまり良くない 大型SUVとしては快適とは言えない ADASシステムに不満を感じる
最も優れている点:信頼性

先代モデルよりも高価かもしれないが、フォルクスワーゲン・トゥアレグは広々として実用的で信頼性の高い大型SUVであり、特にV6ターボディーゼル車は、まさに頼れる働き者である。

10. フォルクスワーゲン・トゥアレグ
10. フォルクスワーゲン・トゥアレグ

ハイブリッドやEVが主流の時代にディーゼルエンジンは時代遅れのように思えるかもしれないが、燃費が良く、特に長距離ドライブでは運転しやすく快適だ。速度とアクセルワーク次第では、約20km/lの燃費を達成できる。

もちろん欠点もある。インテリアはやや質素で、走行中のタッチスクリーンの操作は難しい。

PHEVモデルでは100kmの電気走行が可能だが、AUTOCAR英国編集部は、トゥアレグの性格にぴったりな3.0Lディーゼルをお勧めする。

つまるところ、トゥアレグは幅広いスキルを備えた有能な大型SUVであり、真のオールラウンダーであると言える。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事