2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の大型SUV 10選 実用的な7人乗りからオフロード車まで
公開 : 2025.04.12 18:45
6. アウディQ7
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:上質なインテリア 快適な高速クルーズ PHEVの電気走行距離はまずまず
短所:走りに感動はない 最新のマイナーチェンジはわずかな変更にとどまった
最も優れている点:多用途性
アウディQ7の洗練された極上のキャビンに匹敵する大型SUVはそう多くない。

車内は丹念に磨き上げられたメタル、ソフトタッチのファブリック、そして高級車にふさわしい仕上げで埋め尽くされており、大きなトランクも備えている。
グリップは十分で、正確なステアリングを持つが、ハンドルからの情報伝達は多くなく、BMW X5のようなライバル車ほどのエンターテイメント性もない。
他の大型SUVと同様に、Q7にはさまざまなエンジンが用意されており、最大84kmの電気走行が可能なPHEVもある。
3列シートのオプションもあり、最近の改良ではライバルに遅れを取らないように細部がアップデートされた。
7. ヒョンデ・サンタフェ
デザイン:9点 インテリア:10点 パフォーマンス:6点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:上品で多用途なインテリア 大きなトランク 魅力的なデザイン
短所:エンジンにパンチがない ADAS機能に不満が残る 乗り心地はいまいち
最も優れている点:ハイブリッド走行
韓国の自動車メーカーであるヒョンデは、電動化戦略の成功により自動車業界の上位に食い込み、欧州の老舗エリートブランドに肩を並べる勢いを見せる、侮れない存在だ。

EVと同様にエンジン車でも一定の成功を収めており、このパラダイムシフトを最もよく体現しているクルマが、最新のサンタフェである。
フルハイブリッドとPHEVから選択でき、7人乗りが標準となっている。3列目シートを外せば、725Lのトランクスペースが利用できる。
また、上質な内装材や曲面デジタルディスプレイを備え、日産エクストレイルなどのライバル車よりも高級感がある。
エンジンは少し元気がないため、頑張って走らせなければならない。また、乗り心地はやや粗雑で、その不完全さにはしばしば驚かされる。
しかし、99%の時間、サンタフェはゆったりと楽しめるクルーザーであり、使い勝手の良さと広いスペースを備えた、素晴らしい大型SUVである。
8. スコダ・コディアック
デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:PHEVの電気走行距離が優れている 広々として実用的なインテリア まずまずのハンドリング
短所:内装材の質感は高くない 乗り心地が硬い DSGオートマチック・トランスミッションは最適ではない
最適な用途:日常的な運転
チェコのスコダが開発した実直なSUVで、心地よいダイナミクスと、幅広いエンジンラインナップを備えているコディアック。車内の広さ、快適性、実用性を併せ持つ堅実なオールラウンダーである。

価格帯としては安価な部類に入り、英国価格は3万6000ポンド(約680万円)強からとなっている。非常に広々とした車内空間と大きなトランクを備えているが、キャビンをあれこれ触ってみると、スコダがどこで力を抜いているかが分かるだろう。
内装はタフで、最近導入された『スマートダイヤル(Smart Dials)』も素晴らしい機能だが、ライバル車と比較すると素材の質感に欠ける印象だ。
しかし、全体的には大型SUVとして申し分ない仕上がりとなっている。無数の小物入れや収納スペース、大人でも十分な広さのシート、そして910Lのトランクを誇る。
PHEVモデルは114kmという驚異的な電気走行距離を持ち、最大50kWで充電できる。




















