2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の大型SUV 10選 実用的な7人乗りからオフロード車まで
公開 : 2025.04.12 18:45
4. ポルシェ・カイエン
デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:運転が楽しい本格SUV 洗練されたキャビンには実用的な機能が満載 広々とした車内
短所:PHEVの電気走行距離が短い 同価格帯のライバル車ほど柔軟性はない クーペは割高
最も優れている点:ドライビングの魅力
ポルシェのフラッグシップSUVであるカイエンは、その素晴らしい走行性能により、クラスのトップに何十年も君臨し続けている。

カイエンの魅力の多くは、ポルシェのスポーツカーの運動性能と、大型4WD車の快適性を巧みに融合させたドライビング・エクスペリエンスにある。
確かに、他のクルマほど路面の段差を柔軟に乗り越えるわけではないが、ワインディングロードを走る面白さを考えれば、これは些細なトレードオフと言えるだろう。
優れたボディコントロールと俊敏性により、コーナリングではまるでセダンのように安定した走りを見せる。
カイエンは、優れたエルゴノミクスと洗練されたデザインにより、車内も高級感があり快適である。
ライバル車ほど柔軟性があるわけではなく、また、乗り心地もやや硬いかもしれないが、ドライバーの心を掴む魅力において、カイエンは他の追随を許さない。
5. キアEV9
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:9点
長所:広々とした多用途のキャビン 広大なトランク 優れたパフォーマンスと十分な航続距離
短所:大き過ぎる 一部の内装材の質が低い ツインモーターモデルは高価
最大の特徴:EV
モダンな直方体のシルエットが街角でひときわ目を引くキアEV9は、航続距離を犠牲にすることなく、多用途性と広々とした車内空間を実現した画期的な大型電動SUVである。

2023年、キア史上最大かつ最も高価なクルマとして登場し、同ブランドを新たな領域へと押し上げた。
最上位グレードでは、エントリーレベルのポルシェ・カイエンとほぼ同等の価格であるが、内装素材を触ってみると、ライバル車に比べて品質がやや劣るように感じられる。
とはいえ、EV9は、6人乗りまたは7人乗りのオプションがあり、キャビンの柔軟性は抜群であるため、質感の欠点を補ってあまりある。
ずんぐりとした体格だが、航続距離とエネルギー消費効率に関しては一切の妥協をしていない。床下には99.8kWhの巨大なバッテリーが搭載されており、航続距離は仕様によって異なるが、およそ500~560kmである。




















