【30周年・7代目】スバル、フルモデルチェンジされた新型アウトバックを米国で公開

公開 : 2025.04.18 21:05

日本では先代モデルの販売が終了してしまったスバル・レガシィ・アウトバックですが、米国では新型『アウトバック』が発表されました。よりワイルド感が増した新型は日本へ導入されるのでしょうか。

7代目アウトバック、来年以降に米国で発売

スバルは4月18日、開催中の2025ニューヨーク国際オートショーにおいて、新型『アウトバック』を世界初公開した。

1995年に初代モデルが発売されて以来、今年で30周年を迎える『アウトバック』は、クロスオーバーSUVとして歴史を積み重ね、今回のフルモデルチェンジで7代目となる。

米国で公開された新型スバル・アウトバック。
米国で公開された新型スバル・アウトバック。    スバル

スバルのフラッグシップ・クロスオーバーSUVとしてクルマとしての本質的価値を磨き上げてきた『アウトバック』。新型モデルではユーザーの多様なライフスタイルに寄り添いながらも自然と共生する『アドベンチャー』要素を取り入れ、走行性能やデザイン、実用性、そしてインフォテインメントを大幅に進化させた。

今回発表された新型『アウトバック』は、米国市場において『プレミアム』、『リミテッド』、『リミテッドXT』、『ツーリングXT』、『ウィルダネス』の6グレードで展開、2026年以降の導入が予定されている。

逞しいデザインと機能性の進化

新型『アウトバック』冒険心をかき立てるSUVらしいプロポーションとより高められた車高、逞しいデザインによって街中から大自然まで、あらゆるシーンで埋もれることのない存在感を手に入れた。

インテリアは機能的でありながらリビングライクな室内空間を想起させるデザインを採用。インフォテインメントでは12.1インチのセンターインフォメーションディスプレイと12.3インチフル液晶メーターを搭載、高性能プロセッサの採用で反応性、使いやすさ、カスタマイズ性を向上させた。

米国で公開された新型スバル・アウトバック。
米国で公開された新型スバル・アウトバック。    スバル

ユーティリティではスクエアな開口形状で積載性に優れた荷室空間や、機能性とデザイン性を両立させた高強度のラダー式ルーフレールなどにより、アウトドアシーンでの実用性が大幅に高まった。

ドライバー異常時対応システムを採用

安全装備では、従来からのアイサイトと広角単眼カメラに加え、前側方レーダーやドライバーに異常が発生した際に、ドライバーと周囲に注意・警告を発しつつ車線内で停車する『ドライバー異常時対応システム』を新たに採用した。

動的性能ではパワーユニットに改良された水平対向2.5L直噴4気筒NAエンジンと2.4L直噴ターボエンジンを採用。

米国で公開された新型スバル・アウトバック。
米国で公開された新型スバル・アウトバック。    スバル

また全グレードでエンジンと4輪駆動システム、ブレーキなどを統合制御して悪路走破性を高める改良型『エックス・モード』を搭載。

ステアリングには2ピニオン式電動パワーステアリングにより、よりダイレクトで自然なステアリングフィールと優れた応答性を実現した。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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