【価格284万9000円で話題のスモールBEV】ヒョンデ・インスターに約500km試乗!このクラスのベストアンサー発見

公開 : 2025.05.22 12:25

だんだんと無敵感が漂ってくる

もちろん、人や荷物をもっと載せたければ上級のコナアイオニック5があるし、航続距離も今回の実測値は100%充電で375kmと(カタログスペックは458km)横浜から大阪へ移動するには心もとない。だから頻繁に長距離使用するには向いていないかもしれないが、『街中では最強のサイズ感で、いざとなれば長距離もこなせる』と見方を変えれば、じわじわと無敵感が漂ってくる。

また、どうしても書いておきたいのは、回生ブレーキのオートモードがあまりによくできていたことだ。街中でも高速でも前走車に近づくと自然に減速し、最終的には完全に停止する。そこから自動追尾こそしないが、前走車が出発すると音で合図してくれるので不便さは感じない。むしろ、ドライバー側の領域を残している感じがして、好感すら抱いた。

ゴール地点となるヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪にて。
ゴール地点となるヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター大阪にて。    平井大介

他にもコナやアイオニック5よりもナビが日本で使いやすいよう進化していたり、リバースに入れた時の左右後方カメラがとにかく見やすかったりと褒めたいところばかりで、欠点らしい欠点を感じさせなかった。シートが少し硬いという声も聞くが、個人的には気にならない。

インスターはこのディメンジョンで作るBEVとして、まさにベストアンサーだと思う。価格も284万9000~357万5000円と魅力的で、実は最後、CXC大阪でルーフレールなし&ファブリックシートのベースグレード、『カジュアル』を見てしまい、「嗚呼、これかも……」と思ったほどだ。とりあえずこの原稿を書き終えたら、試乗会で頂いたカタログを読み返すことにしよう。

ヒョンデ・インスター・ラウンジのスペック

全長×全幅×全高:3830×1610×1615mm
室内長×室内幅×室内高:1920×1375×1145mm
ホイールベース:2580mm
トレッド:F1400mm R1415mm
車両重量:1400kg
乗車定員:4名
一充電走行距離:458km
最高出力:85kW(115ps)/5600-13000rpm
最大トルク:147Nm(15.0kg-m)/0-5400rpm
総電圧:310V
総電力量:49.0kWh
駆動方式:前輪駆動
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
タイヤ:F&R205/45R17
価格:357万5000円

CSX大阪で見たベーシックグレート『カジュアル』。ルーフレールなし&ファブリックシート!
CSX大阪で見たベーシックグレート『カジュアル』。ルーフレールなし&ファブリックシート!    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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