2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のオフロード車 10選 どんな地形でも頼りになる4WD
公開 : 2025.05.25 18:25
4. フォード・レンジャー・ラプター
デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:8 コスト:8点
長所:卓越したオフロード性能 ラリー風のジャンプが可能 個性的なツインターボV6エンジン
短所:巨大すぎる 積載量が少ない 大柄なボディゆえに失うものも多い
最大の特徴:荷物の運搬能力
欧州フォードが販売している中型ピックアップトラック、レンジャー。その高性能モデルは『ラプター』と呼ばれている。初代フォード・レンジャー・ラプターは、ダカール・ラリーにも挑戦できると錯覚させるほどのシャシー性能に、2.0Lの非力なディーゼルエンジンが物足りないという、いわば「玉石混交」のクルマだった。

「特に英国のドライバーにとっては、ニッチな存在と言えるだろう。本領を発揮できれば素晴らしいが、そうでない場面では、優れたドライバーズカーに求められるような楽しさを味わうことができない」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
幸いなことに、この人気ピックアップトラックの最新モデルは、先代の高速オフロード性能を継承しつつ、最高出力292psのターボチャージャー付き3.0L V6エンジンにより、さらにパワーアップしている。
スポーツセダンを驚かせるほどのパワーがあり、エンジンサウンドも旧型のディーゼルのガラガラ音よりも耳に心地よく響く。
これまでと同様、最も輝いているのは改良されたサスペンション部分だ。電子制御のフォックス製「ライブバルブ」アダプティブダンパーが、あらゆる地形を滑らかにいなしてくれる。
つまり、舗装路ではしなやかでコントロール性の高い走りを実現し、悪路では、従来の4WD車では到底追いつけないスピードで難なく走破できるということだ。
5. ランドローバー・レンジローバー
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:5点
長所:卓越した洗練性と遮音性 比類なきオフロード性能 心地よい仕上げのキャビン
短所:たいへん高価 控えめなD350でさえ、重量は2.6トン以上 停止に苦労する
最大の特徴:ラグジュアリーなオフロード走行
レンジローバーは単なるラグジュアリーSUVではなく、オフロードでも優れた性能を発揮する。

「オフロード走行に関しては、ランドローバーはスーパーカーメーカーのような存在だ。その性能を実際に活用するオーナーはごくわずかであることを知っていながら、その性能こそがブランドの評判を左右すると考えている」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
エアサスペンションにより、レンジローバーは地面からのクリアランスを135mm高くすることができる。また、50mm低くして乗り降りを楽にすることも可能だ。
最高設定では、ランドローバー・ディフェンダーより4mm高く、メルセデス・ベンツGクラスより55mm高い。さらに、水深900mmの川を渡ることもできる。
優れたオフロード性能は素晴らしいことだが、正直に言って、ほとんどのレンジローバーはアスファルトの道路から出ることはないだろう。
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