シトロエンを120台所有する男 マニア必見のコレクション(後編) 巨大な個人博物館

公開 : 2025.07.26 19:25

サクソ・エレクトリック(1998年)

シトロエンは、AXのEVバージョンを試作した。そのパワートレインを改良し、サクソとプジョー106にも搭載した。AXは実験的なモデルだったが、サクソと106は、化石燃料に代わる新しいエネルギーを模索する真剣な試みだった。しかし、技術コストが高く、特にバッテリーレンタルは高額であった。航続距離90km、最高速度100km/hと、性能も魅力に欠けていた。ボディメーカーのユーリエがサクソ3540台と10万2270台をバッテリー駆動に改造し、2003年に生産終了した。

他の多くのサクソ・エレクトリックと同じように、この個体はフランスの国営電力会社EDFの従業員が新車で購入した。彼は約15年間通勤用に使用し、約11万9000kmを走行した。シトロミュージアムには、ニッケルカドミウムバッテリーパックを外した状態で収蔵されている。

サクソ・エレクトリック(1998年)
サクソ・エレクトリック(1998年)

シトロミュージアム

もっと詳しくご覧になりたい方は、一度シトロミュージアムに足を運ばれてはいかがだろうか。シトロミュージアムは、南フランスのニースから内陸へ約100km、いわゆるナポレオン街道沿いの小さな町カステラーヌにある。4月から10月まで一般公開されており、入場料は大人8ユーロ(約1400円)、子供4ユーロ(約700円)だ。詳細については、同館の公式ウェブサイトをご覧いただきたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事