大排気量エンジンを積んだクルマ 20選 パワーとロマンの追求、極めつけは「27.0L」?
公開 : 2025.08.03 18:25
リスター・ストーム(7.0L)
1971年にEタイプに初めて搭載され、最高出力275psを発生したジャガーのV12エンジンは、1993年のリスター・ストームで性能の頂点に達した。当時のリスターでは、ロードカーおよびル・マン24時間レースに出場するレースカー用に、排気量を7.0Lに拡大していた。
7.0L化にあたり、ボアとストロークが拡大され、ロードカーは最高出力554psを発揮した。これにより、0-97km/h加速4.1秒という性能を獲得。ハンドリングや高回転型エンジンでも高い評価を得たストームだったが、価格が非常に高く、ロードカーは4台しか生産されなかった。

プリムス・バラクーダ(7.2L)
マッスルカーの覇権争いにおいて、プリムスは440スーパーコマンドV8の導入により、すべてのライバルを凌駕した。この7.2Lエンジンは当時、同クラスのどのクルマよりも大きく、標準仕様でもドラッグレースで非常に速い走りを見せた。
しかし、その性能には代償も伴った。ビッグブロックエンジンがエンジンルームを完全に埋め尽くし、必要不可欠なパワーステアリングの設置スペースがまったくなかったのだ。また、ブレーキを補助するブレーキサーボの設置も難しかった。それでも、375psというパワーは、当時最大かつ最速のマッスルカーを求める多くの購入者を魅了した。

ダッジ・チャージャーR/T(7.2L)
ダッジは1967年、オプションとして440立方インチ(7.2L)のビッグブロックV8エンジンをチャージャーに初めて導入した。マグナムと呼ばれたこのエンジンは、シングルバレルキャブレターで最高出力375psを発生し、くさび型の燃焼室を持つことから「ウェッジ」エンジンとして知られていた。
2代目チャージャーがデビューすると同時に、R/T(ロード/トラック)も登場した。R/Tは7.2Lエンジンを標準装備し、やや小型の426ヘミV8(7.0L)エンジンも用意されていた。426は排気量こそ小さいが、標準仕様での出力は425psと、さらにパワフルであった。

アストン マーティンOne-77(7.3L)
その希少性と新車価格140万ポンド(約2億8000万円)を考えると、アストン マーティンがOne-77とそのV12エンジンの開発に全力を尽くしたことは容易に想像できる。エンジンマウントはアルミニウムのビレットから機械加工され、7.3Lのエンジン本体はコスワース社に開発と生産が委託された。その開発目標は、最低でも700ps以上の出力と、ベースとなった標準のV12エンジンよりも10%軽量化するというものだった。
コスワースは最高出力760psを実現し、ベースユニットのシリンダーライナーを廃止して、ボアにスプレーコーティングを施すことで、重量を15%削減するという成果をあげた。DBSと比較すると、One-77のエンジンは可変バルブタイミング機構を備え、100mm後ろ、100mm下に配置されることで、重量配分とハンドリングを改善している。また、同じ理由で、トランスミッションはリアに搭載されている。

































