真夏のサウスダコタで見つけたお宝のような廃車 20選 ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.09.07 18:25

フォード・ピント

こちらも、安全性にやや不安があったクルマだ。前項のコルヴェアがハンドリングに難を抱えていたのに対し、フォード・ピントは後方から衝突されると爆発するとの評判があった。これは燃料タンクの設計が原因だった。実際のところ、当時のメディアが過剰に騒ぎ立てていただけで、後にピントは同クラスの他車よりも危険ではないことが証明された。

フォード・ピント
フォード・ピント

シボレー・モンテカルロ(1975年)

1970年に発売されたモンテカルロ2ドア・クーペは、シボレー初のパーソナル・ラグジュアリーカーであった。瞬く間に人気を博し、1989年から1994年までのブランクを除き、2007年まで6世代にわたって製造された。

2代目(1973~1977年)は特に人気が高く、年間販売台数が25万台を超えることも珍しくなかった。

シボレー・モンテカルロ(1975年)
シボレー・モンテカルロ(1975年)

この1975年製の個体は腐食が激しく、再利用できそうなボディパネルは残っていない。それでも、まだ使える部品は多く、インテリアの状態も良好だ。

ポンティアック(1953年)

一体型のフロントガラスから判断すると、このポンティアックは1953年製のものと思われる。同ジャンクヤード内でも最も古い部類に入るが、レストア向けのプロジェクトカーとして販売されていた。このコンディションの良さを見れば納得だろう。

ポンティアックのフードオーナメントは、当時最も美しく華やかなデザインの1つとされ、ジャンクヤードで残っているのは珍しい。

ポンティアック(1953年)
ポンティアック(1953年)

クライスラー・コルドバ(1976年)

こちらは初代コルドバで、1976年にミドルクラスのパーソナル・ラグジュアリークーペとして人気を博した。1976年には15万台以上が販売されたものの、その人気は長く続かず、1980年代初頭には年間販売台数が2万台未満に急落。1983年に生産中止となった。

クライスラー・コルドバ(1976年)
クライスラー・コルドバ(1976年)

フォード・マーベリック(1976年)

1969年から1977年まで製造されたフォード・マーベリックは、増え続ける日本からの輸入車に対抗するために設計された。結果的に、200万台以上の販売台数を記録し、大ヒット車となった。しかし、この1976年製の4ドア・セダンのようなあまり人気のないモデルは、現存率が低い。1980年代から1990年代にかけて、米国のジャンクヤードにはこのモデルが溢れていたが、現在ではほとんど見かけない。

フォード・マーベリック(1976年)
フォード・マーベリック(1976年)

ジープ

これもまた珍しい光景である。ジープのウッドパネル装着車、通称ウッディが2台並んでいる。左は1980年代初頭のジープ・グランドワゴニアで、非常に人気の高いクルマだが、隣に停まっているワゴニアほど希少ではないだろう。これらXJには通常、木目調のジャケットが装備され、1984年から1990年まで製造された。写真の個体は初期型のように見えるので、縦に2灯積み重ねられたヘッドライトが装備されていたと思われる。

ジープ
ジープ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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