最もバッジエンジニアリングされたクルマ 36選(後編) 兄弟車はついに「2桁」へ
公開 : 2025.11.01 11:45
いすゞ・トゥルーパー(1991年) – 11車種
この大型SUVの多様性は、GMの企業規模をほぼそのまま反映していると言える。GMがいすゞの大半を買収したのは1972年のことだ。
2代目トゥルーパー(日本名:ビッグホーン)は初代より上級化し、GMのグローバルSUVラインナップの空白を埋めることになった。当時、GM傘下ではシボレー・トゥルーパー(米国とカナダ)、オペル・モントレー(欧州大陸)、ヴォグゾール・モントレー(英国)、ホールデン・ジャッカルーおよびモントレー、HSVジャッカルー(オーストラリア)として販売された。

GMだけでなく、他社もトゥルーパーを導入している。ホンダは米国でアキュラSLX、日本でホンダ・ホライゾンとして展開し、中国ではサンジウ3-ナイン・トゥルーパーという名で販売していた。
GM Tカー(1974年) – 13車種
GMがバッジエンジニアリングの頂点に立つのは当然だろう。何しろ同社は1908年の創業以来、少なくとも1930年代初頭からバッジエンジニアリングを手掛けてきたと言えるからだ。
カデットの前身となるTカー・シリーズは1974年に発売された。石油危機による燃料価格の高騰を契機に、GMはあらゆる地域で、あらゆるブランド名と車名で販売できる小型車の開発を目指した。そして驚くべきことに、わずかな外観変更を施しただけのTカーを、13のブランドと20もの車名で販売したのだ。

すべての名を挙げていると日が暮れてしまうので一部割愛するが、主なものとしては、ホールデン・ジェミニ(オーストラリアとニュージーランド)、オペル・カデット(ドイツ)、いすゞ・ジェミニ(日本)、ヴォグゾール・シェベット(英国)、シボレー・シェベット(米国とカナダ、写真)などがある。
その他にも、セハン(韓国)、アイメサ(エクアドル)、グルメット(ウルグアイ)、サンレモ(ベネズエラ)といった非常にマイナーなブランド名でも販売された。Tカー・シリーズは2008年まで生産が続けられ、実に34年もの長寿を誇った。








































