最高出力3000ps以上!新星スーパーカーに感じた純粋さ #JMS2025【日本版編集長コラム#54】
公開 : 2025.11.02 12:25
本気度がひしひしと伝わってくる
U9の実車は、かなりよくできている印象だった。過去ジュネーブ・ショーで何度か見てきた新興スーパーカーは、直感的に「これは怪しい」というものも正直あった。しかしU9は最高速に挑戦しているだけのことはあり、本気度がひしひしと伝わってくる。
一番いいと思ったのは、スペックの数々が常識を上回っていることだ。

かつて2003年にブガッティ・ヴェイロンが1001psで登場した時、1000ps以上の市販車なんて現実的ではないと誰もが思い、事実、ブガッティというか親会社のフォルクスワーゲンは市販化するまでかなりの時間を要した。しかしその結果は素晴らしいもので、雨のフランスで1001psを試した話は……機会があれば記したいと思う。
さてそれが今や、ランボルギーニがレヴエルトで1015psを出せば、フェラーリは849テスタロッサの1050psで対抗する、オーバー1000psバトルが勃発するほどなのに、サーキット向けモデルとはいえ『3000ps』である。夢のクルマであるスーパーカーはこうでなくちゃ!
U9には現代のスーパーカーが失いつつある、純度の高い、夢や速度への欲求があるように思えてならない。そう言えば以前BYDジャパンの関係者が、本国BYDのスタッフにはカーガイが多いという話をしていた。
ちなみにJMSでは、U9のDiSus-Xインテリジェント車体制御システムを活用し、U9自体が踊りだす特別ダンスショーを1日3回開催しているという。残念ながら実際に見ることはできなかったが、私のようなスーパーカーブーム世代の発想ではとても思いつかないこうした試みは、クルマを愉しもうという純粋さが感じられる部分だ。
事前に告知されていたとはいえ、こういったモデルにいきなり出会うのが、モーターショー取材の醍醐味。しかも会場で軽自動車EV市場に参入する『BYDラッコ』の横に展示されていたのは、そのギャップに思わず笑ってしまった。
まだ情報が少ない中ではあるが、願わくばその途方もないであろう加速を、助手席でもいいので味わってみたいものだ。
2023年は探りながらの『モビリティショー』
さて、今回は輸入車インポーターの出展こそ少なかったものの、国産車メーカーはどこもかなり力が入っていた印象だ。
とある国産車広報担当氏が、「2023年は『モビリティショー』ということで探りながらという部分がありましたが、今回は勝手がわかったので思い切ってやることができました」と語っていたが、事前取材があり当日解禁となったモデルだけでも16台あり、当日初めて情報が出たものも含めるとかなりの台数になった。

わかりやすく1台ずつの記事にしたので、気になる車種を見つけて頂きたい。

































