衝撃的なウェッジシェイプ、癖が強すぎるSUV 世界の奇抜なクルマ 43選(後編) 一度見たら忘れないインパクト

公開 : 2026.03.15 11:45

ポルシェ911 GT1

1990年代後半に生産されたポルシェ911の中で最も過激なモデルはGT1だ。異論の余地はない。比較の対象すらならない。実際、当時の他の911とはほとんど共通点がない。GT1はスポーツカーレース向けに開発されたが、ホモロゲーション取得のため、公道走行可能な限定モデル(シュトラッセンバージョン)を生産する必要があった。

テストによれば、この公道仕様車の0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は307km/hに達するという。20世紀に生産された公道車としては驚異的な数値である。

ポルシェ911 GT1
ポルシェ911 GT1

ラディカル

ラディカルは四半世紀近くにわたりスポーツレーシングカーを生産している英国のメーカーで、そのモデルの多くは公道走行も可能だ。サーキットこそが本領を発揮する場所に見え、公道でのインパクトは絶大だ。

ラディカルはエンジン開発でも実績がある。RPE V8エンジンは基本的にスズキ・ハヤブサのエンジン2基を共通クランクケースに収めたもので、他社製のヒルクライム用シングルシーターなどに採用されている。

ラディカル
ラディカル

ルノー5ターボ

先に述べたように、MGメトロ6R4とプジョー205 T16は普通のハッチバックを極限まで発展させたものだ。両車に先駆け、1980年に登場したのがルノー5ターボだ。標準車とは異なり、1.4Lのターボエンジンをリアに配置し、後輪を駆動する。

競技仕様車は世界ラリー選手権で4勝を挙げたが、アウディ・クワトロが主導した四輪駆動への移行により苦戦した。同じルノー5をベースとするアルピーヌ/ゴルディーニ・ターボやGTターボなどは前輪駆動で、外観こそよく似ているが中身は大きく異なる。ルノーの次なるミドシップハッチバックはクリオV6である。

ルノー5ターボ
ルノー5ターボ

タルボ・ラーゴT150 SSティアドロップ・クーペ

20世紀半ば、驚異的なボディを求める富裕層は、パリを拠点とするコーチビルダー、フィゴーニ・エ・ファラッシに製作を依頼していた。同社は2人のイタリア人によって運営されていた。

フィゴーニ・エ・ファラッシのほぼすべての作品は、この記事で言及する価値がある。今回取り上げるのは、タルボ・ラーゴT150をベースにした1938年製のティアドロップ・クーペだ。この驚異的なボディには、ジュゼッペ・フィゴーニ(1892-1978)が好んだ優雅で流れるような曲線が多用されている。美しいかどうかはかどうかは個人の好みによるが、注目を集めることは間違いない。

タルボ・ラーゴT150 SSティアドロップ・クーペ
タルボ・ラーゴT150 SSティアドロップ・クーペ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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