2026年欧州版 最も注目すべきスポーツカー 10選(前編) 「楽しさ」で決まる真の価値 珠玉の1台はアルピーヌA110

公開 : 2026.08.03 11:45

2. ポルシェ911

デザイン:9点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:9点
長所:新型GTSハイブリッドエンジンの加速とレスポンス デジタルメーターを採用しつつもシンプルで機能的なインテリア 想像を超える速さ
短所:電動化による重量増がサーキットでのハンドリングを鈍らせる 競合車種の一部よりもロードノイズが大きい 以前のモデルよりも高価
最大の特徴:オールラウンドな性能

ポルシェ911は、世界で最も汎用性の高いスポーツカーだと言っても過言ではない。

2. ポルシェ911
2. ポルシェ911

「どの新型911も依然として素晴らしいが、『992.2』シリーズへの再編後、各バージョンには明確な役割が割り当てられている」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

ラインナップにはカレラ、カレラT、カレラS、カレラGTSが用意され、いずれも出力は異なるものの、3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載している。ボディタイプはクーペ、ソフトトップのカブリオレ、そして折りたたみ式ハードトップのタルガが選択可能だ。

駆動方式は後輪駆動か四輪駆動、トランスミッションは8速デュアルクラッチ式PDKか7速マニュアルから選べる。

さらに上位には、ターボ、ターボS、GT3、GT3 RSといった高性能バージョンも存在する。

911は、使い勝手の良さ、バランスの取れたスポーツ性能、そして何よりもあらゆる場面で味わえるドライビングプレジャーにおいて、同時代のライバルの中で比類なき存在である。他の追随を許さない不朽の名車だ。

3. マツダMX-5(日本名:ロードスター)

デザイン:10点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:8点
長所:活気あふれるパフォーマンス バランスの取れた、運転の楽しさを感じさせるハンドリング 優れたパッケージング
短所:同クラスのホットハッチほど速くない ステアリングが軽すぎる キャビンのエルゴノミクスに不備がある
最大の特徴:手頃な価格

第4世代のマツダMX-5(日本名:ロードスター)は、これまでのどのモデルよりも全長が短く、軽量で、室内空間が広く、レイアウトも優れている。外観はシャープになったが、親しみやすく、決して派手ではない。また、従来より速く、燃費も良くなり、運転の楽しさと没入感もさらに高まっている。

3. マツダMX-5(日本名:ロードスター)
3. マツダMX-5(日本名:ロードスター)

「先代モデルを上回っていない点は1つもない。全長は短く、軽量で、室内空間は広く、レイアウトも優れている」
――マット・プライヤー(編集委員)

欧州では2018年にマイナーチェンジを受け、2.0Lエンジンの出力が23ps向上し、ステアリングコラムも調整可能となった。2024年にはさらなる改良が行われ、新しいスリップディファレンシャル、ステアリングのレスポンス改善、より緩やかなスタビリティコントロール、そしてインテリアのアップデートを実施した。1.5Lエンジンで130psの出力を持つモデルも引き続き選択可能だが、2.0Lモデルの方がより完成度の高いスポーツカーだ。

MX-5が世界一売れているオープンスポーツカーであるのには、それ相応の理由がある。どちらのパワートレインを選んでも、後輪駆動ならではのシャシーの安定感と、ドライバーが運転に深く関われる感覚は保証されている。MX-5は今も昔と変わらず、活気に満ちた唯一無二のクルマであり続けているのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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