タイヤ作りを根本から変革する新技術『エンライトン』とは ブリヂストンのパブリックイメージ(後編)【サイトウサトシのタイヤノハナシ 第23回】

公開 : 2026.08.19 12:05

商品設計基盤技術『エンライトン』

さて、そんなブリヂストンがいま、タイヤ作りに大きな改革を推し進めています。

『エンライトン』という商品設計基盤技術を取り入れ、タイヤ作りの根本から変革が始まったのです。

薄く・軽く・円く、をタイヤ作りの基本に据え、その上でキャラクターとなるような性能を伸ばすタイヤ作りが特徴です。

すでにブリザックWZ-1、ポテンザRE71RS、レグノGR-X III、アレンザLX200、次期エコタイヤブランドとなるフィネッサHB-01(発売順不同)など、次々にエンライトンによって開発されたタイヤに置き換わっています。

この変更は、単なる掛け声ではなく、例えば、以前のものよりビードフィラーを低くしてタイヤのサイドウォール(側面部分)全体をしなやかに使う設計になったり、補強で剛性をバランスさせていた設計を最小限にして、タイヤの内圧で剛性を作り出し軽量化を図るなど、タイヤ作りの本質的な部分に関わる内容なのです。

エンライトンになって終わりではなく、ここからさらに深いチューニングや熟成が始まる、そういうタイプの内容です。

その意味で変更ではなく、ブリヂストンにおけるタイヤ作りの変革といっても過言ではないものだと考えています。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    斎藤聡

    1961年生まれ。学生時代に自動車雑誌アルバイト漬けの毎日を過ごしたのち、自動車雑誌編集部を経てモータージャーナリストとして独立。クルマを操ることの面白さを知り、以来研鑽の日々。守備範囲はEVから1000馬力オーバーのチューニングカーまで。クルマを走らせるうちにタイヤの重要性を痛感。積極的にタイヤの試乗を行っている。その一方、某メーカー系ドライビングスクールインストラクターとしての経験は都合30年ほど。

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