シトロエン「型破り」なセダン開発中 意見の分裂、歓迎の姿勢 責任者語る

公開 : 2019.06.27 19:50  更新 : 2021.03.05 21:42

現在は人気が高いSUVに注力しているシトロエンですが将来に向けてセダンも開発を続けています。ただし伝統的な形状ではなく、シトロエンらしい型破りなスタイルになります。

もくじ

世界で求められているのはSUVだけではない
シトロエンに必要なのは、意見が分かれるようなクルマ

世界で求められているのはSUVだけではない

シトロエンの製品計画責任者は、同社が将来新たな「伝統」となる自動車のスタイルを作り上げることに尽力していると語った。最近はSUVに注力しているものの、将来的なモデルには「型破りな方向」でアプローチするという。

このフランス車メーカーは現在、大規模なラインナップの刷新に取り組んでいるところだ。その中心となるのは、急激に人気が高まっているSUVの新型やアップデートである。同時に、これまで主に伝統的とされていた乗用車は、ラインナップから落とされていくことになる。

例を挙げると、C4は廃止され、より車高の高いC4カクタスが実質的なその後継となるという具合だ。しかし、ザビエル・プジョーによると、C3エアクロスやC5エアクロスのようなモデルを重視しながらも、今や注目は別のボディスタイルに移りつつあるという。

「世界にはSUVしかないわけではありません。ハッチバックやセダン、ワゴンもあります。それらのクルマが求められる市場もたくさんあります」プジョーはAUTOCARにそう語った。

「それらの要求に応えなければならないということです。われわれはそうするつもりです」

「しかし、われわれのDNAというものもあります。つまり、われわれは古典的なやり方でクルマの形状を増やせばよいとは考えません。慣習を揺さぶり、基準を変える大胆な力。それがシトロエンのDNAです」

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