【詳細データテスト】フォード・マスタング・マッハE 長い航続距離 遊べるシャシー 愛すべきEV

公開 : 2021.07.03 20:25  更新 : 2021.07.08 13:04

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

マッハEに装備された、フォードのSyncインフォテインメントシステムの次世代版。これをどう感じるかは、巨大なタッチ式ディスプレイをどう捉えるかによって変わる。

この15.5インチの縦型画面は、まさしくテスラのやり方をなぞったものだ。ただし、音量調整は扱いやすい実体スイッチが設置された。この画面の大きさも、光沢も、明るさも、気が散ると思うか、使いやすく直観的に操作できると思うかはひとそれぞれだろう。

15.5インチの大きな縦型ディスプレイは、運転中に気を逸らす原因となるかもしれないが、操作はしやすい。タッチ式の空調パネルも、珍しく使いやすいものだ。
15.5インチの大きな縦型ディスプレイは、運転中に気を逸らす原因となるかもしれないが、操作はしやすい。タッチ式の空調パネルも、珍しく使いやすいものだ。    OLGUN KORDAL

確かなのは、フリック操作でのメニュー切り替えや使いたい機能の呼び出しがしやすく、インフォメーションもはっきりと読み取れるということだ。

テスラは用意していないが、フォードは採用したものもある。それがApple CarPlayとAndroid Autoへの適合性だ。どちらもこのシステム上でうまく機能し、スリムなデジタルのメーターパネルにナビゲーションのデータを小さく表示することができる。

空調関連の操作パネルは、センターディスプレイの下端に並ぶ。われわれはいつも、空調操作は実体スイッチのほうがいいと言っているが、フォードのタッチ式ボタンは十分に使いやすかった。

燈火類

エクステンデッド・レンジ仕様のヘッドライトは、シグネチャーLEDと呼ばれるもので、マトリックス機能とステアリング連動照射機能を備える。今回はテストできなかった。

ステアリングとペダル

ドライビングポジションはややフラットで、アップライト気味に座らされる。ブレーキペダルはマクラーレンのように、左へ多少オフセットしている。マッハEに左足ブレーキを使うようなオーナーが多くいるとは、とても思えないのだが。

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