まだまだ頑張る現役総編集長の奮闘録

2025.02.02

今回の笹本総編集長のコラムはいつもと趣向を変えて、50年前の卒業旅行で訪れた欧州の街角で見かけたクルマたちをご紹介。当時のヨーロッパの空気感まで伝わってくる写真をお楽しみください。

【笹本総編集長コラム】50年前のヨーロッパ旅行で見た街角のクルマ。垂涎のコレクターズ・カーがみんな現役で走ってる!

もくじ

50年前の欧州旅行の写真を発掘
アルファ・ロメオ 1300GT ジュニア
アルピーヌ A310
シトロエン GS
マセラティ・ギブリ
オースチン・ヒーレー 3000
ボルボ 1800ES
ポルシェ 356 SCカブリオレ
ポルシェ 356Aカブリオレとランチア・フラビア・スポルト
ランチア・フラビア・スポルト
フェラーリ・ディーノ 246GT
MG ミジェット
番外編:PAN AM 001便とVW タイプ2

50年前の欧州旅行の写真を発掘

昨年の春、50年前の志賀高原のスキーリゾートに集まった懐かしいクルマたちの特集を2回に亘って掲載し、読者の大好評をいただいた。当時、鉄道写真を撮る事は止めていたが、各地に遊びに行った際には、少しずつクルマのスナップを撮っていたのである。むろん、未だ、ネコ・パブリッシングは影も形もない頃の話だ。スキーリゾートの写真も、パーキングに並んでいるクルマが面白かったので、つい沢山撮ってしまったが、SUVしかいない今と比べ、スポーツカーだってゴロゴロいる当時のスキーリゾートのクルマ事情が伺えて貴重な記録となったと思う。

そこで今回は、発掘したこれらの写真の中から、ヨーロッパ編として、大学卒業時に初めて23日間の『ヨーロッパ一周バスの旅』に参加した時のスナップ写真をご覧に入れよう。

パリのレストランの前に停車していたオースチン・ヒーレー3000。

ちなみに、件の旅行はPAN AMの世界一周001便を使って南回りでベイルートまで行き、トランスファーして初めての欧州の地、ローマに降り立ち、そこから、延々バス旅でイタリア、フランス、オランダ、ドイツ各地を巡り、最後にドーバー海峡を渡って英国に到着。今度はヒースロー空港からアンカレッジ経由で羽田に戻るという、ハードスケジュールの旅であった。こう書いてきて、何と懐かしいことかと思う。アンカレッジ空港のうどんを食べ、日本食が久しぶりでとても美味しく感じられたのも懐かしい思い出だ。

アルファ・ロメオ 1300GT ジュニア

アルファ・ロメオ 1300GTジュニア

ローマからナポリ・ポンペイに向かう途中の、アウトストラーダで出会ったアルファ・ロメオ1300GT ジュニア。追い越し車線をカッ飛んできて、我々のバスを一気に抜き去っていきました。感動の一瞬。

アルピーヌA310

アルピーヌA310

パリ市内で駐車していたアルピーヌA310。デビューしたばかり。先代のA110から大きく変貌してシャープなデザインになってしまいましたが、パリの町並みには良く似合ってます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

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