BMW5シリーズ 詳細データテスト 強心臓と洗練されたサスペンションを兼備 車体は大きくなりすぎ

公開 : 2024.04.13 20:25

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

BMWのインフォテインメントシステムは現在、iドライブ・オペレーティングシステム8.5。これはiXやi7と同じく、ヒーターやシート、車内照明など、これまで実体スイッチで操作していたような機能も統合している。画面周囲の余地にショートカットを設け、特定の機能へのアクセスを迅速かつ容易にしようと試みているが、小さくて運転中には操作しにくい。

その欠点を補うのが、センターコンソール上のダイヤルだ。しかし、ステアリングホイールにメルセデスのようなカーソルコントローラーがないので、メインメニュー画面から特定の機能を探し出すのは時間がかかり、集中力を削がれる。

デジタル化を進めつつ、ダイヤルコントローラーも残したインフォテインメントだが、ステアリングホイールにカーソル操作デバイスがあればもっと使いやすかったはずだ。
デジタル化を進めつつ、ダイヤルコントローラーも残したインフォテインメントだが、ステアリングホイールにカーソル操作デバイスがあればもっと使いやすかったはずだ。    MAX EDLESTON

ナビの目的地設定は簡単に音声入力でき、ルートは選択が賢明で追いやすい。また、BMWのスタンダードどおり、Apple CarPlayとAndroid Autoもなめらかに作動する。

燈火類

最新のアダプティブLEDヘッドライトは標準装備。パワフルで減光は素早いが、常に対向車の防眩に十分なほど反応が早いとはいえない。

ステアリングとペダル

フットウェルは広く、ペダルの位置と間隔は上々。ステアリングコラムの調整は手動で、幅は広い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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