BMW5シリーズ 詳細データテスト 強心臓と洗練されたサスペンションを兼備 車体は大きくなりすぎ

公開 : 2024.04.13 20:25

購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆

550e xドライブMスポーツの価格は7万6605ポンド(約1471万円)からで、装備が拡充され7万9605ポンド(約1528万円)のMスポーツ・プロはバリュー・フォー・マネーに優れる。どちらも安くはないが、550e xドライブの独自性を説明するのは難しい。6気筒PHEVセダンを設定するライバルはほかにないからだ。

そこで、いつもなら控えている中古車との比較で考えてみたい。V8を積む先代M550iの低走行車であれば、まだまだ古さを感じさせない上に、5万ポンド(約960万円)以下で手に入る。

ライバルより気筒数が多いぶん価格は高いが、4年単位での値落ちはやや早い。
ライバルより気筒数が多いぶん価格は高いが、4年単位での値落ちはやや早い。

EV走行が必要であれば、選択肢は550eに限られる。ワインディングロードでの電費は4.0km/kWhだったので、航続距離は75km少々、市街地では48km以下に落ち込む計算だ。バッテリーを使い果たしてのツーリング燃費は14.2km/Lだが、燃料も充電もフルであれば1000km近く走る。なお、このPHEVの最大充電性能は7.4kWだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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