【詳細データテスト】アウディE-トロンGT パフォーマンスは向上 快適性や俊敏さは改善の余地あり

公開 : 2025.04.12 20:25

購入と維持 ★★★★★★☆☆☆☆

アップグレードと物価高騰により、2021年位は8万5000ポンド(約1573万円)程度で買えたE-トロンGTのエントリーグレードが、10万8710ポンド(約2011万円)になってしまった。9万6000ポンド(約1776万円)というタイカン4Sより高いが、あちらは105kWhバッテリーが標準装備ではないし、装備内容も薄い。

GTの魅力を最大限引き出すには、アクティブダンパーが必要だと思われる。しかし英国では、RSでしか選べず、それも15万ポンド(約2775万円)ほどにもなるヴォルスプラング仕様のみの装備だ。

充電口は左右にあるが、DC急速に対応するのは左側。改良モデルは、理論上は最大320kWでの充電に対応するという。
充電口は左右にあるが、DC急速に対応するのは左側。改良モデルは、理論上は最大320kWでの充電に対応するという。    MAX EDLESTON

充電テストは、平均193kWという結果になったが、これは充電器の能力が最大210kW止まりだったため。310kWチャージャーなら、もっといい成績となっただろう。

記事に関わった人々

  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事