2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のクーペ 10選 美しさと速さを求める魅惑的なクルマ

公開 : 2025.05.18 18:25

6. ポルシェ911

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:10点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:8点
長所:堅実なイメージと期待 都市部でも扱いやすく快適 サーキットや高速走行で驚異的な性能を発揮
短所:ハイスペックモデルは重量が増す オプションが高い 車内が狭い
最大の特徴:オールラウンドな性能

特徴的なプロファイル、スタイリング、パフォーマンスを丁寧に管理することで、ポルシェ911は1960年代から自動車購入者の夢の頂点に君臨し続けている。生産開始以来、伝説的な存在であり、まさに生きた伝説として進化を遂げてきた。

6. ポルシェ911
6. ポルシェ911

「新型911のさまざまなバリエーションを試乗した結果、最も気に入ったモデルは、最軽量のマニュアル・トランスミッション搭載のカレラTだった」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

驚異的な速さと、ほとんどのモデルに装備されている四輪駆動のグリップにより、リアエンジンレイアウトのパフォーマンスカーに固有の挙動を抑制している911。その2+2レイアウトの後部座席は、乗員よりも荷物の積み込みに適しているが、短い距離の移動であれば子供や大人も利用することができる。本人が嫌がらなければ、だが。

最新の911には後部座席は標準装備されていないが、オプションで追加することができる。

高性能で高価格なハイエンドモデルの魅力を理解するのは簡単だが、911シリーズの中で最も魅力的なモデルは、通常、その対岸にある。

7. フォードマスタング

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:8点
長所:安価で激しいV8ガソリンエンジン搭載車 予想以上に良いハンドリング 自分でギアチェンジができる
短所:質より量を重視した作り 英国の道路にはあまり合わない
最大の特徴:荒くもイキイキとしたパワー

フォードの2ドア・クーペの名車、カプリが復活したにもかかわらず、今回のリストに含まれていないのはなんだか奇妙な感じだ。

7. フォード・マスタング
7. フォード・マスタング

「しかし、マスタングは乗り心地とハンドリングの点で、ライバルに匹敵するレベルに達している。フォードは顧客が望むものを正確に把握し、技術的進歩と伝統的な魅力を融合させたクルマを提供している」
――ジョナサン・ブライス、ソーシャルメディア・エグゼクティブ

世界最古の量産自動車メーカーの存在意義を反映するモデルラインナップにおいて、フィエスタは販売終了となり、カプリはフォルクスワーゲンベースの電動SUVとなっている。しかし、マスタング・ファストバックなら、最高出力452psのV8エンジンを搭載したアメ車を5万5000ポンド(約1070万円)で購入することができる。

驚くべきことに、マスタングV8には依然として6速マニュアル・トランスミッションが標準装備されており、10速オートマチックはオプションとなっている。

最もシャープなシャシーを手に入れるには、ダークホース・エディションに(残念ながら)追加料金を支払う必要がある。

マスタングはBMW 8シリーズ・クーペとほぼ同等のボディサイズとパフォーマンスをはるかに低い価格で提供してくれるが、コストカットの痕跡は明白に感じられる。しかし、全輪独立サスペンションのおかげで、クラシックなマスタングのようにコーナーを恐れることはない。

EV時代にガソリンを使って猛スピードで走るなんて。U.S.A.万歳。

記事に関わった人々

  • 執筆

    キースWRジョーンズ

    Keith WR Jones

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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