2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のホットハッチ 10選 実用性と楽しさを両立したコンパクトカー

公開 : 2025.04.27 18:25

加速性能、ハンドリング、使い勝手の良さなど、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部イチオシの「ホッチハッチ」を10台紹介します。日常的に使えるハイパフォーマンスモデルは世界各地で人気があります。

日常的に使えるハイパフォーマンスモデル

加速力、走行性能、乗り心地、実用性など、さまざまな観点から、AUTOCAR英国編集部が選ぶホットハッチのベスト10を紹介する。

ホットハッチは、「ちょうど良い」パフォーマンスカーだ。速くて、遊び心があり、実用性に優れ、手頃な価格のものもある。嫌う理由はないだろう。

AUTOCAR英国編集部イチオシのホットハッチを10台紹介する。
AUTOCAR英国編集部イチオシのホットハッチを10台紹介する。

最高のホットハッチは、何十年も前から受け継がれてきた伝統的なレシピから生まれる。ごく普通のハッチバックをベースに、パフォーマンスを向上させ、パワートレインとシャシーをアップグレードするのだ。

一部の自動車メーカーは、自社の高性能サブブランドにその開発を任せている。メルセデスAMGヒョンデN、トヨタ・ガズーレーシング、フォード・パフォーマンスなどがその例だ。

ホットハッチは、都市部を軽快に駆け抜けるのも、ワインディングロードを攻めるのも得意で、日常的な使いやすさを犠牲にすることなく、興奮に満ちたドライビング・エクスペリエンスを提供してくれる。

今のうちに、存分に楽しむべきだ。ますます厳格化する排出ガス規制により、ホットハッチはかつてのような手頃な価格の高性能マシンではなくなってきている。

パワートレインとしてはガソリンエンジンが依然として主流だが、この種のクルマとしては今が最後の世代であるとの認識が確実にある。実際、このリストに掲載されている2台のクルマはEVだ。

では、多様な選択肢の中から、どれを選ぶべきだろうか? AUTOCAR英国編集部は、トヨタGRヤリスが現在購入できる最高のホットハッチであると考えている。驚異的な速さ、魅力的なハンドリング、コンパクトなプロポーションを備えた珠玉の1台だ。

(翻訳者注:各モデルの装備や価格は英国仕様に準じます)

1. トヨタGRヤリス

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:10点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:8点
長所:卓越したパフォーマンス コンパクトなサイズと魅力的なハンドリング このクルマが存在するという事実!
短所:かつてのようなお買い得感はない ATではエンジン音が荒い トランクのドアを閉めるには力が必要
最大の特徴:オールラウンドな性能

2020年に発売されたトヨタGRヤリスは、ホットハッチの現在の最高峰であり、現在購入できる最高のクルマである。

1. トヨタGRヤリス
1. トヨタGRヤリス

「新型のGRヤリスは、より本格的で、より高性能、より “良い” クルマでありながら、楽しさはそのまま変わらない。依然として5つ星の評価に値する、エンターテイメント性に優れたクルマだ」
――マット・プライヤー、編集委員(AUTOCAR英国編集部、以下同じ)

1.6Lターボチャージャー付き3気筒ガソリンエンジンを搭載したGRヤリスは、当初260psの出力と36.7kg-mのトルクを発揮していたが、2024年のアップデートにより、280psと39.8kg-mへとパワーアップした。

そして、今が最も素晴らしい状態だ。四輪駆動でマニュアルまたはオートマチック・トランスミッションが選択でき、0-100km/h加速5.2秒、最高速度は230km/hに達する。

GRヤリスは単なるホットハッチではなく、真に優れたハイパフォーマンスカーであり、5つ星のエンターテイナーである。とはいえ、改良前のモデルも素晴らしいドライビング性能を備え、おそらく同じくらい楽しいクルマである。

インテリアのエルゴノミクスも、トヨタの最新インフォテインメント・システムとデジタルインストゥルメント・ディスプレイの導入により改善され、ドライビングポジションもわずかに低くなった。

記事に関わった人々

  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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