2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のクーペ 10選 美しさと速さを求める魅惑的なクルマ

公開 : 2025.05.18 18:25

4. アルピーヌA110

デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:9点
長所:エキゾチックな雰囲気のある比較的手頃な価格のクルマ 経済的で維持費も抑えられる 1960年代の初代を見事にリメイク
短所:荷室容量が限られている 2人しか乗れない
最大の特徴:ハンドリング

2017年、ルノーは、長い間休止していたスポーツカー部門を、ミドシップエンジン搭載クーペとともに再スタートさせた。初代アルピーヌA110の形状と、軽量シェルに従来のファミリーカーの駆動装置を搭載するというコンセプトを取り入れている。

4. アルピーヌA110
4. アルピーヌA110

「スポーツカーの中でも、これほどドライバーの関与を重視し、かつ、その点でこれほどよくできたクルマはめったにない」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

後部座席は存在しないが、これはミドシップレイアウトを採用しているためだ。初代モデルのリアエンジン設計に比べ、乗り降りしやすく、安全で楽しい走行性能を実現している。

エンジンとトランスミッションは控えめだが、特注のアルミ構造と、ミニマルでクラシックなGT風のインテリアに、おなじみのルノーのスイッチ類がいくつかあるだけで、特別な気分を味わえる。

より高いパフォーマンスを求めるならSモデルとRモデルも選べるが、日常の使用にはシンプルなバージョンの方がいいだろう。

優れたダンピングと俊敏性を備えたA110は、高速道路でも郊外でも、過度なストレスなく楽しむことができる。

5. アストン マーティンヴァンテージ

デザイン:9点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:迫力の走りとサウンド 昔ながらのフロントエンジン・リアドライブのバランス 筋肉質で魅惑的な外観
短所:低回転域でのターボラグ これまで以上に大きくなった 一部のトリムがやや脆弱
最大の特徴:スタイリング

間違いなく、アストン マーティン・ヴァンテージは記念碑的なスポーツクーペだ。

5. アストン マーティン・ヴァンテージ
5. アストン マーティン・ヴァンテージ

「まず、アストンのエントリーモデルとして、明らかにダイナミック性能がワンランクアップしている。以前よりも安定感と予測可能性が高まり、ドライバーの意図通りにエキサイティングな走りを楽しむことができる」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長

仕様的には同ブランドのエントリーモデルだが、最高出力665ps、最大トルク81.5kg-m、最高速度325km/hを誇り、SUVのDBXに次ぐ重要な1台と言えるだろう。

これまで以上に落ち着きと情熱に満ちたヴァンテージは、エキサイティングであると同時に魅惑的な雰囲気にあふれており、これまでのアストン マーティンのロードカーには見られなかった安定性とスピードを発揮する。

その優れた才能は、多くのクーペ乗りにとってますます重要になっている長距離走行能力にも表れている。ほとんどの場面で快適であり、モダンなインテリアと最新のテクノロジーを備えた、実用性も十分な車内空間となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    キースWRジョーンズ

    Keith WR Jones

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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